wordpressテーマのsangoとはどんなテーマでしょうか?
SANGOは人気の有料テーマです。導入を検討している方は、その特徴をしっかりと把握した上で購入しましょう!
この記事を書いているきつねコードは、wordpressを10年以上前から触れており、多くのwordpressテーマも実際に試しています。
webディレクターである私が、有料テーマSANGOの特徴と、その導入方法について解説します。
sangoは、カスタマイズ性がMAXレベルに高い非常に優秀なテーマです。ぜひsangoを使ってユニークで個性的なブログを作ってみてくださいね!
WordPress有料テーマSANGOとは
初めに、「wodpressの利用自体がはじめてです」という方は、こちらの記事から先にご確認ください↓。新たにサイトを開設する手順も載せています。
ワードプレスには、「テーマ」という仕組みがあります。
wordpressテーマとは、着せ替え機能のようなものであり、それを変更するだけで、使える機能やサイトのデザインなどがガラッと変わります。
「SANGO」は有料の国産wordpressテーマです。2017年にリリースされてから、人気テーマの1つとなっており、利用者は現在も多くいます。
時流に合わせて機能追従もしっかり進められているテーマですので、2024年現在でも十分に使えるテーマです。
価格は、定価14800円です。
(レンタルサーバーのconoha wing開設時に一緒に購入すると、14000円になります。)
有料テーマの中央値が大体15000円ぐらいですので、平均ぐらいの価格ですね。
sangoは、サルワカという有用なwebサイトから開発されたwordpressテーマになります。
完全に余談ですが、サルワカは猿でもわかるぐらい分かりやすく解説ということで笑、昔からweb系をやっている人は結構サルワカさんにお世話になっている人は多いはずです。
そのようなサイトから出てきたテーマですので、
ハイスペックでありがならも初心者向けにも気が利いており、HTMLやCSSなどの高度な知識がなくても圧倒的なカスタマイズ性を発揮できるwordpressテーマとなっています。
プロブロガーがやっているようなブログを誰でも作れるテーマと言えるでしょう。
次に、特徴をもう少し詳しくみてみましょう。
SANGOのメリットとデメリット
私が考える、sangoのメリットとデメリットをご紹介します。
SANGOのメリット①SEOがかなり強い
このあたりは、有料テーマとしては当然のメリットなので軽く流します。
SEO対策はどの有料テーマを使ってもある程度強いですし、プラグインなどでも補強できるので、それだけで差別化にはなるほどではありません。
しかしその中でもsangoのSEO対策は優秀な方です。
SEO対策も日々やり方が進化して変わっていきますが、sangoは全体的に機能追従されているテーマですのでSEO対策ももれなくそろっています。
現在でも安心して使えます。
SANGOのメリット②グーテンベルクに完全対応
これも特筆すべきことではないので、軽く流します。
wordpressにおいてエディター(記事編集するときの操作画面)の種類は、旧式クラシックと、新式グーテンベルクが存在しますが、sangoは新式に完全対応しています。
古くなっていないので今から始める人でも便利に利用できますね。
ちなみに、もしスマホでwordpress運営をしている人がいれば、sangoの管理画面は結構見やすいかな〜と思います。
SANGOのメリット③カスタマイズ性が異常に高い
ここからが、他のwordpressテーマとの違いです。
sangoは、超多機能なwordpressテーマです。
もし「sango = 初心者向け = 機能がシンプル」という感覚をお持ちであれば、それはちょっと違います。
逆にsangoは、めちゃくちゃ多機能で出来ることがとても多いです。
まず特筆すべきなのは、「sango Land」と呼ばれるブロックギャラリーが存在することです。
要するに、sangoで使えるさまざまな「レイアウト・パーツ」のカタログみたいなものです。
これは、本当に便利です。
これらは、コピペして貼り付けるだけで使えるのでめちゃくちゃ良いです。
記事の装飾として使ったり、トップページなどのサイト構成を作るときに大いに役立ちます。
例えば無料テーマの「lightning」などでも同じようなパターンライブラリ機能があります。このようなカタログが存在すると、パーツとして真似できるので初心者でもプロっぽいサイトを作れますよね。(ちなみに、lihgtningは”ホームページ向け"のテーマです。)
ただしある程度の、センスは必要になってきますよ。
他の機能を挙げてみても、
- 各ブロックにカスタムCSSやカスタムJSをそれぞれ追加できる機能が標準装備
- 自分好みのブロック設定を登録しておけるカスタムプリセット機能
- よく使うレイアウト・パーツのかたまりを登録しておけるカスタムバリュエーション機能
- ヘッダーやフッターまで、コンテンツブロック(自分で作ったもの)に置き換えられる
などがあったりするのでかなり多種多様な設定が可能です。
カスタマイズ性に富んでいて、またうまく活用すれば執筆する際の時短にもつながります。
初心者でも上級者でも、アレンジを自由自在に叶えられるwordpressテーマと言えるでしょう。
SANGOのメリット④かわいい・ほんわかデザインが特徴的
sangoのデザインは、とても特徴が出ます。
かわいい・ほんわか系で、色は淡色系、文字もどちらかと言えば漢字より日本語が映えるような雰囲気があります。
作り的な面で言うと、
- 全体的に丸みを帯びている(CSSで言うとborder-radiusがかかっています。)
- サイト内でアイコンを多用している
- 淡色を使っている
- 余白が少し広め、文字も若干大きめ。
などの特徴によってsangoの雰囲気が出ているかと思います。
補足になりますが、sangoでは非常に気が利いており、border-radiusの”丸み”をサイトで一括して消す(=角にする)設定なども実は用意されています。かわいらしい感じを打ち消すことも一応可能ではありますが、やはりこの雰囲気を活かす方向でやる方が私はおすすめですね。
このsangoの雰囲気が好きな人、この雰囲気に合っているジャンルであればなお良いでしょう。
それと、レスポンシブ(スマホで見たときに)sangoで作られたサイトはかなり読みやすく綺麗だなという印象を私は持ちます。『丸み』がスマホ画面になるとより映えて綺麗なデザインです。読者にスマホユーザーが多くなるブログジャンルにも良いと思いますよ。
SANGOのメリット⑤アドセンス・アフィリエイトブログで収益化に使える
sangoは、収益化においても有益です。
アドセンスやアフィリエイトをやる人にとっても助けになることでしょう。
アドセンスでいうと、各場所に簡単に広告を設置できる設定が用意されています。細かく各見出しの上にそれぞれ広告を設定できたりもして、試行錯誤がしやすいです。
アフィリエイトで言うと、「コンテンツブロック」と呼ばれる機能で広告ボタン(リンク)を分離して作成&記事内で使用できますので、広告の管理もバッチリできます。また、クリック計測付きでコンバージョン率も出てくるので試行錯誤に使えます。(逆に、この機能がついていないテーマは、私はおすすめしません。アフィエイトをやるなら。)
さらに、広告ABテストができる機能もついています。
sangoは、アドセンス・アフィリエイトをやりたい人にも良いですね。
次は、デメリットもみてみましょう!
SANGOのデメリット①覚えるべき機能が多い
デメリットとして、sangoは超多機能な分、覚えるべき機能がたくさんあります。
「sango = 初心者向け」というのは、まあ間違ってはいませんがそれはあくまでも”上手く使いこなした場合”の話です。
sangoでは、専門的な知識のない人でも多岐にわたるカスタマイズを実現することができますが、それにはある程度の習熟が必要です。
※ただし、超多機能であるwordpressテーマだと「使いこなす必要がある」のはどれにしても同じですが。
一度慣れてしまえば問題はなく、むしろ時短してサイト運営できるようになりますが、そこまでに覚える必要が多いことは留意しておきましょう。
とにかくシンプルさを求める人や、操作の手数を極力減らしたい人には、むしろ向かないかもしれません。
SANGOのデメリット②初心者にはとっつきにくい部分も
自分で設定していくことも多いので、全くの初心者だと訳がわからない点が多く出てくるかもしれません。
専門知識なしでも扱える機能は用意されているものの、初めて目にする人にとっては難しいと感じる設定も多いかもしれません。
ただそのあたりに関しては、さすが「サルワカ」から出てきたテーマだけあって、初心者にも分かる設定として用意されていたり、補足説明が付いていたりするのでやさしいです。あと他のwordpressテーマと比較すると、公式サイトの解説がわかりやすいです。
また少し専門的な話になってしまいますが、例えば
・SEO系プラグインを入れている人は、sangoのSEO対策とバッティングしないようにOFFにする機能がついている
・広告を各記事の見出し上にそれぞれ出せるような設定が用意されている
・テーマのダウングレード機能が付いていたり、など
それがあると便利なんだよな〜という設定が用意されていて、気が利いているなと思います。おそらく開発者の方は優しい人なんだと思います笑。
ただそれでも初心者の方は(おそらく今も「なんのはなし?」となっていると思います)ので、勉強しなければいけないことは多いです。
自分で設定を重ねていくので、うまくいかないことが出てきた時も自分で検索して、解説を読みながら、自己解決していく姿勢が大切です。
SANGOがおすすめなのはどんな人ですか?
ここまでの話をまとめます。
私が考えるに、sangoをおすすめしたいはこのようなケースです。
SANGOが向いている人
- ブログを作りたい
- カスタマイズ性が欲しい(将来的に個性的にしたい)
- sangoの優しいデザインが合っている
- 執筆を出来るだけ時短化したい
- 長期的に続ける覚悟がある
- wordpress初心者〜上級者までOK
とにかくブログ向けで、カスタマイズの自由度MAXのテーマを選びたい人におすすめです。
デザインを幅広くカスタムできるので、将来的にどんどん進化して変えていきたい人にも良いですね。
sangoはデザインが特徴的ですので、ブログジャンルを選ぶように思われるかもしれませんが、意外とオールジャンルのブログに活用されています。
女子向け・暮らし系・美容系などはもちろん親和性が高いですが、例えば、お金系のブログをsangoで作ると無機質な感じが消える印象になります。情報発信・物販系なども「押し売り感」が薄れるように私は感じるので、意外と適用範囲は広いと思いますよ。
一方で、下記に該当する人は他のwordpressテーマも検討されてみると良いと思います。
SANGOが向いていない人
- とにかく手間をかけたくない。勉強しなくない
- その場合はもっとシンプルなテーマか、もしくは初めの設定そのまま使えるようなテーマを検討するとよい。
- かっこいい、スタイリッシュ系のデザインのサイトにしたい
- 柔軟性が高いのでデザイン的にできないことはないですが、やはりsangoの雰囲気に合ったパーツが多いのであえてsangoじゃなくてもいいかと。
- ホームページを作りたい
- サイト型も全然できますが、他のwordpressテーマも併せて検討されると良いと思います。
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数年前の時点にはなりますが、sangoの開発者ご本人が書かれたswellとsangoの比較記事もありますので参考になるかと思います。私個人的には、「swellが人気すぎて人と被るのがイヤだ」という人はsangoが良い選択肢になるかなと思っています。
参考リンク:sangoとswellのテーマ比較(開発者視点から)
SANGOを後から導入する手順
SANGOを購入して、wordpressへ導入する手順を解説します。
すでにwordpressサイトをお持ちでsangoにテーマ変更したい人はご参考にしてみてください。
(参考)これから新たにwordpressサイトを開設する人は、Conoha wingだとSANGOを割引して一緒に買えるので一番コスパが良いです。(conohaはスピードが速く、ブログには最適なサーバーです。)
新規契約の際に「wordpressかんたんセットアップ」という機能を使うのが、一番簡単です。
【sangoを購入&ダウンロード】
SANGOの公式サイトへアクセスし、「ダウンロード」をクリックしましょう。
ページの下へ進み、「BOOTHでSANGOを購入」ボタンをクリックします。
BOOTHとは、ピクシブという会社が運営しているマーケットプレイスです。ちゃんとしたサイトですので安心して大丈夫です。
BOOTH内で、SANGOをカートに入れて、購入へと進みましょう。
BOOTH内で購入するには、pixivアカウントが必要なので持っていない方は登録してください。私も新規登録してから買いました。
無事にアカウントができると購入画面が進むのでポチポチ進めて、決済まで完了させてください。
支払い完了したら下の画面が出てくるので、「ダウンロード」ボタンをクリックします。
もしご注文完了後の画面を閉じてしまった方は、届いたメールから開くことも可能です。(pixivアカウントに要ログイン)
ここで、ダウンロードできるものは全てダウンロードしてください↓。下の例では3つそれぞれダウンロードします。
最終的に、パソコンの中にこのようにダウンロードできたらOKです↓。「親テーマ」と「子テーマ」があるので、それぞれwordpressに入れていきます。ご案内のPDFは説明書みたいなものです。
ファイル形式は「zip」形式のままでOKです。zipを解凍(展開)する必要はありません。
【wordpressへインストール】
次にダウンロードしたsangoのファイルをwordpressへアップしていきます。
管理画面「外観」≫「テーマ」をクリックしましょう。
「新しいテーマを追加」をクリックします。
さらに「テーマのアップロード」続けて「ファイルを選択」をクリックします。
まずは、sangoの親テーマのzipファイルをアップしましょう。
選択したら「今すぐインストール」ボタンを押します。すぐにインストール完了されるので、テーマページへ移動します。
次に、sangoの子テーマのzipファイルをアップして、「今すぐインストール」を押しましょう。
これで、子テーマのインストールも完了しました。テーマページへ移動して確認してみます。
テーマ画面を見ると、sangoの親テーマと子テーマがそれぞれ入っているのが分かりますね。
「有効化」して使うのは子テーマの方です。「有効化」をクリックしましょう。
なお、親テーマと子テーマはセットで動いているので消さないように注意しましょう。sango以外のもう使わないテーマは削除しても大丈夫です。
以上で、sangoの導入は完了です。サイトを確認してみましょう。
人によって中身が違ったり、テーマ移行した人は崩れている箇所もあるかもしれませんが、このような感じの見た目になります↓。整っていて綺麗な見た目のブログですね!