
不動産サイトを自社で作れるwordpressテーマを教えてください。

ありがたいことに不動産に特化されたwordpressテーマが存在します。知っているか、知らないかで全くサイトの費用や集客力が変わってきます。
こんにちは、webディレクターのきつねコードです。
当サイトでは、Wordpressやブログ運営のノウハウなどを解説しています。
この記事では、不動産向けに使えるwordpressテーマについてご紹介します。
ワードプレスは、どのwordpressテーマを入れるかによって全くサイトの雰囲気や機能性が変わります。
日々のサイト運用が楽になり、お客様の成約も増える、費用も抑えられるような理想的なサイトを作ることが可能です。
不動産サイト(物件検索機能あり)におすすめのwordpressテーマ
不動産サイトで集客を成功させるには、物件検索機能が充実したwordpressテーマを選ぶのが必須です。
通常のほとんどのwordpressテーマにおいては、ボータルサイトのような総合的な検索機能や物件登録機能は普通付いていません。
しかし、ありがたいことに不動産向けに特化して作られたwordpressテーマが存在します。
これを使えば、外注に比べて大幅にコストを減らしつつ(本当に大幅に費用が変わります)、物件管理もしやすい、担当者がWEB初心者であっても扱いやすく、自社で更新や修正も簡単に行えます。
問い合わせや予約につながるような、品のある自然な導線も緻密に練られているため成果にもつながりやすいです。
プロのデザイナーも入っているため、信頼感のある美しいサイトが完成します。
結論を先出しすると、今回おすすめする大本命は「GRAVITY」です。
これはTCDテーマの1つで、不動産向けに設計されたテーマになります。TCDシリーズとは、全部で80種類以上展開されている実績あるテーマで、私がwebディレクターをしているビジネス現場でもよくみかけるものです。
控えめに言っても、最高品質で、高機能、モダンなデザインであり拡張性も高いです。それがこの値段で手に入るのかという感想です。
GRAVITYレベルのサイトをフルオーダーで全くゼロから作ると、普通に200万は超えます。(機能によるが、全然もっとかかることもある)
できるだけ費用を抑える形で外注して不動産サイトをお願いしたとしても、少なくとも50万〜150万ぐらいはかかると思います。(この価格帯なら実際のところは、既成のテーマ+カスタム制作で作ることも多く結局自社でやるのとクオリティもそんなに変わらないことも…)。それにプラスして、毎月の保守費用もかかります。
それが、「GRAVITY」を使えば、ほぼそのままのサイト構成で利用することができるためWRB知識がなくても自社で完結し、完璧なサイトを作れます。もし私が不動産会社のサイト担当者なら間違いなくこのテーマを選びます。
もし、もっと費用を抑えて「とりあえず綺麗なホームページだけあれば良いよ」という街の不動産屋さんであれば、ホームページ向けのwordpressテーマも当記事の一番下に付けています(物件検索の機能はなし)。あとでご参考にしてみてください。
物件検索なしのホームページ向けwordpressテーマを見たい方はこちら
GRAVITY
あらためて、ご紹介します。人気が高く今もよく売れているテーマ「GRAVITY」です。

TCDシリーズの一角である「GRAVITY」は、不動産専用wordpressテーマです。物件検索機能が優秀で、沿線検索や地図検索、賃料・広さ・間取りなどの詳細検索など、多彩な絞り込みが可能です。訪問者が欲しい物件をすぐに見つけられます。
もちろん賃貸でも、売買でも使えます。街の不動産屋さん、中小規模から、大規模物件サイトまで幅広く使えます。



物件の魅力を最大限に見せる詳細ページにも力を入れています。整然としたレイアウトと繊細な余白設計で、信頼感や安心感を持てるデザインに仕上がっています。

スマホで見た時のデザインも洗練されており、スマホでの絞り込み検索や物件の閲覧もサクサクできます。不動産サイトをスマホで検索するユーザーも少なくないのでとても大切なことです。


不動産向けなので、構成もほぼそのまま使えます。自社に合わせて、画像やテキスト文を入れ替え、必要な箇所だけサイト構成を変え、物件情報を入れていくだけです。全てクリック操作で可能で、プログラミング知識は不要です。初心者でも扱いやすいので、ワードプレスが初めての人でも心配には及びません。
購入するとマニュアルも付いてくるので、まずはその通りに設定を進めましょう。
最初の1、2週間ぐらいは設定や操作に慣れるための時間は必要だと思いますが、一度慣れてしまえばもう簡単です。むしろ、自社で全てが完結するので、いつでもサイトの修正や、物件情報の更新がしやすくなり、日々の業務運用もスムーズになるかなと思います。操作は、難しいわけではないので、複数の担当者で更新したり、担当者が変わっても手間が少なく引き継げるでしょう。
SEOも完璧ですので、掲載する物件数を増やしていけばあなたの地域で一番の競争優位をとることも可能となるかもしれません。いち早く導入しましょう。
価格は、180,000円(税込198,000円)になります。
「wordpressテーマ」の中では高額な部類に入りますが、そもそもGRAVITYのポータルサイトのような総合検索機能(沿線検索とか地図検索も含む)&大規模データベースの登録機能は一般的な安いテーマには付いていません。先述したように外注価格と比べた場合には、圧倒的なコスパを発揮できるためこれ以上はない選択肢かなとは思います。
これで、綺麗な自社サイトが完成して、実際に成約UPになれば最高ですよね。
簡単不動産pro(通常版/テーマ版)
2つ目に紹介するのは「簡単不動産pro」です。

こちらも完全に不動産に特化して作られたテーマで、賃貸でも売買でも使える検索機能が付いています。
先に紹介したGRAVITYよりも安価で、導入のハードルが低いため根強い人気があります。
必要な機能が最初から揃っているので、小規模な不動産会社や個人事業でもコストを抑えて導入できます。物件情報の登録・検索機能はもちろん、写真や間取り図も簡単に追加できるため、自社物件の魅力をしっかり伝えられるでしょう。
昔ながらの見やすく伝わりやすいデザインなので訪問者は安心して検索できますが、スマホで見たときのデザインに関してはやや古さを感じるかなとは思います。(気にならない方は全然大丈夫)
価格は、通常版が税込110,000円、テーマ版が税込77,000円です。
「通常版」では、各種コンバーターと連動できます。あなたが使っている業務用サイトに登録している、自社が扱っている物件一覧のデータをダウンロードしたら、そのままの形式(CSVなど)でサイト用に変換して取り込むことができます。毎回wordpressに手入力しなくてよいので、手間が減ります。また「通常版」では、通学学区エリアや周辺施設を自動で表示する「エリアコア」機能が使えます(毎月費用が発生)。一方「テーマ版」には、各種コンバーター連携とエリアコア機能は付いていません。
不動産サイトにWordPressテーマを使うメリットとは?
不動産サイトを作るには、「制作会社に外注する」「自社で不動産特化のwordpreeeテーマを使う」「自社で一般的なwordpreeテーマ+不動産プラグインで構築する」などの方法があります。
このうち、不動産サイトをWordPressテーマで作る最大のメリットは、コストを大幅に抑えつつ、物件検索機能や集客に強い高品質なサイトを構築できる点です。最もおすすめの方法です。
コストを大幅に抑えてプロ並みのサイトが作れる
不動産特化のWordPressテーマを活用すれば、ゼロからサイトを作るよりも制作費用を大幅に抑えられます。
ワードプレス初心者だとしても、プロ並みのデザインと機能が手に入り、開発費用を最小限に抑えつつも、高級感のある不動産サイトが実現可能です。
物件情報の入力も含め、すべて外注せずに済むから
物件登録や情報更新をすべて制作会社に頼むと、初期費用だけでなく毎月の保守・追加費用が発生します。それに、コミュニケーションの手間もかかります。
WordPressテーマを使うと、物件登録や更新作業を自社スタッフだけで完結できます。外注コストとコミュニケーションコストを抑えられ、スピーディーに最新情報を反映できる点が大きな強みです。物件情報はコアな部分ですので、結局、内製化してしまう方が楽かなと思います。
担当者がWEB初心者でも更新・物件管理が簡単にできる仕組み
不動産会社のサイト担当者になった人が、WEb初心者でも心配はいりません。
当記事で紹介している不動産向けWordPressテーマは、管理画面が初心者でも扱いやすいように設計されています。
物件情報の追加や削除、写真の差し替えなどもクリック操作で完結するので、WEB知識がないスタッフでも安心して物件管理ができます。
一度慣れてしまえば、大丈夫です。マニュアルもあるので初めは見ながら覚えていけば誰でも必ず扱えるようになります。
制作会社に依頼する場合との比較
制作会社にフルオーダーで依頼すると、物件検索や詳細ページの開発コストだけで100万ぐらい、いろいろ細かく注文すると200万以上かかることも珍しくありません。(規模と機能によって全然変わります。)
一方で、WordPressテーマを活用すれば、その分の開発費用を大幅に削減でき、浮いた予算を広告費や物件撮影などに回せます。サイト更新の自由度も獲得できるので、これで来店数や成約が増えれば一石二鳥です。
不動産向けwordpressテーマを選ぶときのポイント
不動産サイト用テーマを選ぶ際は、物件検索機能の充実度やデザインの信頼感、問い合わせ導線、SEO内部対策などの項目を必ずチェックしましょう。
物件検索機能の有無
不動産サイトで一番重要なことはなんといっても「物件情報を載せられるかどうか」です。
単なる会社ホームページだけで良いならば、一般的なもっと安いwordpressテーマで済みます。
物件検索機能は、ユーザーが希望条件に合った物件を素早く探すために必須です。エリア・沿線・価格帯・間取りなど、多彩な条件で絞り込みができるテーマを選ぶことで、サイトの使いやすさが格段に向上し、成約率アップにもつながります。
物件の魅力が伝わりやすい詳細ページであるか
物件の詳細ページも、本当に重要ですよね。
写真・間取り図・周辺施設情報など、購入や契約の決め手になる情報を分かりやすく伝える場です。
ページ構成が貧弱で汚く見えたり、安っぽくみえたりすると成約機会を逃すので、写真ギャラリーや地図、設備情報を美しく掲載できるテーマを選びましょう。
問い合わせや資料請求につながりやすい導線になっているか
物件を見つけたユーザーがスムーズに内覧予約や問い合わせができる導線が整っていることも重要です。
ページ内にお問い合わせボタンや電話番号、資料請求フォームなどが設置されているテーマなら、ユーザーが迷わず行動でき、機会損失を減らせます。このあたりは、高品質なwordpressテーマでは実績データを元に緻密に計算されて作られているため、素人でも完璧なサイトを作れます。
デザインの信頼感
不動産サイトは「信頼感」が大事です。
デザインが古臭かったり安っぽいと、せっかくの物件も魅力が半減します。テーマ選びでは、シンプルで高級感があり、企業イメージに合ったデザインを選ぶことが大切です。
なおテーマを導入した後は、載せる「写真」や「サイト全体の色調」を変えるだけでも、サイトの雰囲気は結構ガラッとかわります。写真選びや色にはこだわって設定をすると、統一感のある、差別化できる素敵なサイトになります。
SEO内部対策
どれだけ良い物件情報を掲載しても、検索結果で見つけてもらえなければ意味がありません。
SEOの内部対策がしっかりされているテーマを選べば、検索順位が上がりやすく、自然検索からの集客にも強くなります。当記事で紹介していうるテーマは、この点もバッチリなので安心して使えます。
国産テーマと海外テーマの違い
wordpressテーマには、国産テーマと海外テーマがあります。
ワードプレスは海外の方がユーザーが多いため、不動産向けの海外テーマもたくさん存在はします。一見すると綺麗でおしゃれな海外テーマも多くありますが、私は海外テーマはおすすめしません。
なぜなら、海外向けのテーマは「困った時に日本語で情報検索がしずらくて大変」「いざ実際に画像や日本語でテキストを入れてみたらサイトの雰囲気が印象と全然違くなった」というケースがとても多いからです。
海外で不動産サイトをやるならば全然ありですが、国内ならば国産テーマを選ぶのが無難です。
これらのポイントをすべて完璧に満たしているのがTCDの「GRAVITY」です。
とりあえずホームページだけあれば良い場合の不動産向けwordpressテーマ
物件検索まで本格的に構築するほどではないけれど、とりあえず会社のホームページを持ちたい場合は、汎用性の高いテーマで十分です。
名刺代わりのサイトとなる信頼感のあるデザインを選びましょう。
以下で紹介するのは、不動産会社に使える、法人・事業所向けのwordpressテーマです。
必要なページ構成はすべて含まれていますので、「画像」や「テキスト」の中身を変えていくだけで簡単にホームページを作れます。(不要な項目があれば取り除けば良い)
一番重要なことは、「サイトの雰囲気・デザイン」です。
それぞれのデモサイトをぱっとみて、一番ご自身の不動産会社のイメージに合うテーマを選ぶと間違いはないです。
SOLARIS

TCDシリーズの「SOLARIS」は、シンプルながらも洗練されたデザインが特徴のテーマです。第一印象が強いですよね。
物件検索機能はありませんが、会社情報や実績紹介をスマートに見せられ、ホームページとしての第一歩に最適です。
価格は、39,800円(税込43,780円)です。
AIDER

TCDシリーズの「AIDER」は、士業向けの事務所サイト向けに設計されたテーマで、不動産会社の公式サイトとしても利用できます。
問い合わせフォームが標準で装備されており、事例紹介やお知らせページも簡単に作れるため、最初のホームページとして十分役立ちます。
価格は、36,900円(税込40590円)です。
GENESIS

TCDシリーズの「GENESIS」は、人気のテーマで日本の多くのコーポレートサイトで採用されています。
無駄のないデザインでカスタマイズ性が高く、将来的にプラグインで物件検索を追加する拡張性も確保できます。
価格は、48,000円(税込52,800円)です。
NANO

TCDシリーズの「NANO」は、モダンでスマートな印象を与えたい企業サイトにぴったりのテーマです。
レスポンシブ対応はもちろん、シンプルな構造なので初期構築が簡単で、不動産会社の名刺代わりのホームページとしても安心して使えます。
価格は、34,800円(税込38280円)です。
SWELL

「SWELL」は、有料テーマのなかでもトップを誇る人気の国産テーマです。特に個人ブロガーに人気があります。
洗練されたデザインで、カスタマイズ性も高いので個人ブログから法人ホームページまで幅広く使われています。今回不動産のホームページとして使うならば、自由なカスタマイズを楽しみたいという方向けですね。(時間はかかるのと、ある程度のデザインセンスは必要です。)
関連記事:swellのレビュー記事
wordpressテーマ+プラグインで物件検索を実現するためのプラグイン
ここは蛇足になりますが、一応補足しておきます。
物件検索機能がテーマ単体に付いていない場合は、不動産向けのプラグインを組み合わせる方法が一般的です。(ただし、勉強することが増えるのであまりおすすめしない)
不動産プラグインを使うと、エリア検索や価格帯検索、沿線検索など複雑な条件をwordpressに追加できます。
ごく一般的なwordpressテーマに、プラスして相性の良い不動産プラグインを選び、実装するという流れです。
「Estatik」「Easy Property Listings」「Real Estate Pro」など人気プラグインがいくつかありますが、これらは海外製なので国産プラグインを選ぶ方が迷うことが少ないと思います。
不動産プラグイン
不動産向けの国産プラグインの代表格である「不動産専用プラグイン」です。wordpressにプラグインを導入するだけで、不動産ホームページに必要な物件登録や、検索機能などが追加されます。
作りが日本の不動産サイトによく合っているので海外プラグインよりも使いやすいです。
なるべくシンプルなwordpressテーマと合わせて導入するのがおすすめです。
物件数がそこまで多くなく、自社物件をシンプルに検索できる機能が欲しい人に良いですね。
まとめ:結果「GRAVITY」が圧倒的にコスパが高く最強
数ある不動産向けWordPressテーマの中でも、「GRAVITY」は物件検索機能、詳細ページの完成度、サポートの充実度で群を抜いています。
コストを抑えつつプロ並みの不動産サイトを作りたいなら、GRAVITYを選べばまず間違いありません。