ワードプレステーマのザ・トールについて教えてください。
THE THOR(ザ・トール)はフィット株式会社が販売しているwordpressテーマです。過去に人気を集めていた高機能テーマになります。
この記事を書いているきつねコードは、wordpressを10年以上前から触れており、多くのwordpressテーマを実際に触っています。
webディレクターである私が、有料テーマ「THE THOR」について解説します。
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有料テーマTHE THOR(ザ・トール)とは
wordpress有料テーマTHE THOR(ザ・トール)は、FIT株式会社によって2018年にリリースされたテーマです。
SEO、デザイン、機能性の三拍子揃った高機能テーマで、発売以降、高い人気を博してきました。
同じ開発元のFITさんから出ていたテーマには「LION BLOG」や「LION MEDIA」もあります。
懐かしいですね。私もLionブログを過去に使っていたことがあります。(現在はサポート終了しています。)
結論を言うと、
THE THOR(ザ・トール)は、優秀なテーマですが時代遅れになっている点もあるので、今から買うのはあまりオススメしません。
代わりに同じくFITさんから2024年に発売された新テーマもあるので、そちらを検討するのが良いだろうと思います。
昔からザ・トールを使っている人は良いですが、今から買うのは勧めません。他のテーマを検討しましょう!
ザ・トールの新しい後継テーマ「ゴールドブログ」
同じ開発元のフィットさんから2024年に「ゴールドブログ」が発売されました。
私も持っているので実際に使ってみましたが、内容的にもザトールの後継と言えると思います。
ザ・トールの設計思想と同じく、「SEO、デザイン、機能性」の3拍子揃った高機能テーマです。
こちらの方が現代風になっているので、今買うのであれば断然ゴールドブログの方がおすすめです。
しかも、値段が安いのが大きな特徴です。
The Thorは16280円であるのに対して、ゴールドテーマは9900円となっています。
(※価格は執筆時点ですので、公式サイトでチェックしてください。今後変更される可能性はあるかもしれません)
今人気のwordpressテーマの中で、1万円で買えるものはほぼ存在しませんので、コスパの良い高機能テーマを探している人には良いでしょう。
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ザ・トールのメリットとデメリット
ザ・トールのメリットとデメリットを確認してみましょう。
ザ・トールのメリット①カスタマイズ性が高い
ザトールのメリットの1つ目は、サイトのカスタマイズ性が高いことです。
ワードプレス管理画面の「外観」≫「カスタマイズ」から行ける画面をテーマカスタマイザーと呼びますが、ザトールのテーマカスタマイザーでは設定項目がとても細かく用意されています。
色やデザインの種類、レイアウトなど細かく設定を変更することが可能です。
変えたい場合には、サイト構成を自分好みに変えてみましょう。
ザ・トールのメリット②広告のタグ管理がやりやすい
ザトールの2つ目のメリットは、収益化の機能についてです。
ザトールでは、広告のタグ管理機能が標準装備されています。
アフィリエイトの広告パーツを分離して管理することができるので、リンクURLやキャンペーン情報などの編集が一括してできて楽になります。ボタンの色を変えたり、テキスト文言を変えたりして試行錯誤もしやすいです。
この機能はアフィをやる人にとっては、非常に便利です。
ザ・トールのメリット③サイトデザインが綺麗
3つ目のメリットは、サイトデザインについてです。
全部で9つのデモサイトが用意されており、ファイルを読み込むことで簡単にサイト全体のデザインをインストールすることが可能です。
さすが制作会社さんが作っているデザインですので、どれもクオリティが高いです。
異なる趣のデザインが用意されているので、お好きなデザインを入れて使うと良いですね。
ザ・トールのメリット④SEOもOK
4つ目は、SEO対策についてです。
フィットさんが開発しているwordpressテーマは、SEOにかなり気を配って開発されています。
・CSSの遅延読み込み
・画像の遅延読み込み
・ブラウザキャッシュ
・Gzip圧縮
・HTML圧縮
・SEOを意識したサイト内構造
SEOの面で、今でも問題なく使うことはできるでしょう。
但し、SEOの機能的には新しく出てきた「ゴールドブログ」の方が確実に上です。より強力なSEOを求めるならば、新しい方を使った方が良いです。
ザ・トールのデメリット①ブロックエディターに未対応
1つ目のデメリットは、古くなっている点があることです。
特に、記事を書くときの編集画面(エディター)についてです。
ワードプレスというのは、wordpress本体もどんどん進化して変わっていきます。それに合わせて、wordpressテーマも機能を追従していく必要があります。
記事を編集するエディターには、旧式のクラシックと、新式のブロックエディターの2つが存在します。
使いやすいのは、後者のブロックエディターの方で、今はこちらがメジャーになっています。
しかし、ザトールでは昔のクラシックエディターのみ対応で、ブロックエディターが使えません。
これはかなり大きいデメリットです。
昔からずっとクラシックエディターに慣れている人は良いですが、今からwordpressを使う人がザトールを買う選択肢はないのかなと私は思います。
ザ・トールのデメリット②設定が多すぎる
デメリットの2つ目は、設定が多すぎることです。
ある意味、メリットの裏返しでもあるのですが、ザ・トールのテーマカスタマイザーは設定項目が大変多いため、どこに設定があるのか、どの部分が変わるのか、覚えるまでが大変です。
カスタマイズ性が高いことは良いですが、初心者にとっては最初が大変になるでしょう。
ザ・トールのデメリット③価格が高い
デメリットの3つ目は、価格です。
ザ・トールの価格は16,280円で、発売当初はこれで適正かなと思いますが、先述したようにもう古くなっている機能もあるため今から買うにはコスパが悪いです。
今なら、同じ値段でも他に良いテーマもあるため別のものを検討すると良いでしょう。
wordpressにザ・トールを導入する方法
次に、ワードプレスにザ・トールを導入する手順をご紹介します。
【テーマを購入】
THE THOR公式ページより、「テーマダウンロード」へと進みましょう。
通常プランの方の「カードで購入する」を押しましょう。
決済を済ませましょう。
なお、決済画面で入力するメールアドレスに必要情報が届きます。
間違えないように注意してください。購入完了メールが届きます。中にダウンロードの手順とパスワードなどが書いてあるので、URLにアクセスして進めます。
URLにアクセスすると閲覧するためのパスワードが求められます。メールに記載のパスワードを入れましょう。
テーマファイルをダウンロードします。
パソコンにzipファイルがダウンロードできたら、ダブルクリックして中身を開きましょう。
中身を開く際にパスワードが求められます。それも購入完了メールに記載されています。
最終的に、下のような形になるかと思います。それぞれ「親テーマ」と「子テーマ」になりますのでこれをwordpressを入れていきます。
【ワードプレスにTHE THORを入れる】
wordpress管理画面の「外観」≫「テーマ」をクリックしましょう。
「新しいテーマを追加」をクリックします。
「テーマのアップロード」続けて「ファイルの選択」から、the thor.zipを選び「今すぐインストール」してください。
すぐに親テーマのインストールが完了します。「テーマページへ移動」をクリックしましょう。
続けて、同じように子テーマthe-thor-child.zipもインストールしてください。
これで子テーマのインストールも完了です。「テーマページへ移動」をクリックします。
THE THORの親テーマと子テーマがそれぞれ入っていますね。
最後に、子テーマの方を「有効化」してください。以上で、ザトールの導入は完了です。