WordPressテーマって種類が多すぎて、何を基準に選べばいいのかわかりません。
有料と無料どっちがいいのか、SEOに強いかどうかを見ればいいのか…調べれば調べるほど迷います。
迷うのは当然で、実は選ぶ順序が逆になっていることが多いです。「基準」より先に「何を作るか」を決めると、一気に絞れます。今回はその手順を整理します。
こんにちは、webディレクター兼個人ブロガー(兼プログラミング講師)のきつねコードです。
WordPressテーマは12,000種類以上存在します。その中から「SEOに強いか」「スマホ対応か」という基準だけで探そうとすると、永遠に迷います。正直、今どきのまともなテーマはほぼ全部その条件を満たしているので、基準が絞り込みの役に立たないんです。
迷わないためには順序が大事で、「何のためのサイトか」を先に決めてから、テーマを探すのが正解です。この記事ではその手順を、Webディレクターの視点で整理します。
テーマ選びで迷う理由は「順序が逆」だから
テーマ選びで迷っている人の多くは、こういう状態になっています。
- 「SEOに強いテーマ」を検索して、ランキング記事を読む
- SWELLが1位、AFFINGERが2位…みたいな記事が出てくる
- 次の記事を読むと順位が違う、どれが正しいの?
- 結局わからなくて時間だけ過ぎる
これ、迷って当然です。「SEOに強い」という基準は、候補を絞り込むのに全く役に立たないからです。今どきの有料テーマはどれもSEO対策済みで、差がほとんどありません。スマホ対応も同様。「日本語サポートがあるか」も、主要テーマなら全部ある。
最初に決めるべきは「基準」じゃなくて「用途」
テーマを選ぶ正しい順序はこうです。
- 何のサイトを作るかを決める(ブログ?ホームページ?趣味サイト?)
- その用途に合ったテーマのカテゴリに絞る
- 候補が数本に絞れたら、細かい基準で比較する、もしくはデザイン1本で決める
この順序を守るだけで、選択肢が一気に絞れます。「アフィリエイトブログを作りたい」なら答えはSWELLかJIN:Rなど。「会社のホームページを作りたい」ならTCDシリーズが候補に上がる。用途さえ決まれば、そこまで迷わなくなります。
用途別・テーマの選び方

4つの用途別に、選び方の流れを整理します。自分に当てはまるものを読んでください。
① 個人ブログで収益化したい(アフィリエイト・アドセンス)
この用途(ブログ&収益化用途)なら、最初から有料テーマを選ぶのが近道です。理由はシンプルで、収益化を本気でやるなら広告タグの管理・クリック計測・CTAの設置など、収益化に特化した機能が必要になるからです。無料テーマでもできますが、設定に時間がかかります。
私がおすすめしている候補は、絞ると基本的に以下の2択です。
- 迷いたくない・失敗したくない → SWELL(17,600円)。国内シェアNo.1で情報量も多く、買って後悔した人をほぼ聞かない。
- デザインを重視・超初心者 → JIN:R(19,800円)。柔らかいデザイン・ワンクリックでデモ再現・操作が直感的。
「コストを抑えたい」という場合はゴールドブログ(13,200円)も有力な選択肢です。デザインが綺麗で機能も十分、SWELLより4,000円以上安い。
ちなみに、ぼくが今から新しいアフィリエイトブログを始めるとしたらSWELLを選びます。迷いゼロです。実際、複数サイトでSWELLを使っていますが、記事を書くときのストレスのなさが別格です。
② 個人ブログ(趣味・日記)を作りたい
収益化が目的でないなら、まず無料テーマのCocoonで始めることをおすすめします。
Cocoonは無料テーマとは思えないほど高機能です。吹き出し・ランキング・タブ表示・広告配置など、ブログに必要な機能が標準で揃っています。SEO対策も最低限は入っていて、表示速度もそこそこ出ます。「続けられるかどうかわからない」段階で有料テーマにお金をかける必要はありません。
ただし、半年〜1年続けてみて「もう少しデザインをなんとかしたい」「収益化も視野に入れたい」と思い始めたら、そのタイミングで有料テーマへの乗り換えを検討してください。それが一番効率的な順序です。
③ 会社・店舗のホームページを作りたい
この用途は、ブログ向けテーマとは別のカテゴリを見る必要があります。
最もおすすめなのはTCDシリーズです。業種ごとに90種類以上のテーマを展開していて、飲食・不動産・美容・建築・法律など、業種に特化したデザインが最初から完成されています。「写真を流し込むだけでプロが作ったようなサイトになる」という感覚に近い。
SWELLやJIN:Rでもホームページは作れますが、業種に特化したデザインの完成度という点ではTCDに軍配が上がります。個人ブログと企業サイトを同じテーマで兼用したいケースはSWELLでも対応できますが、「会社サイトをしっかり作りたい」ならTCDが最短ルートです。
④ ポートフォリオ・作品サイトを作りたい
デザイナー・写真家・イラストレーターなど、作品を見せることが目的のサイトには、ビジュアルを前面に出せるテーマが向いています。TCDにもポートフォリオ向けがいくつかあるので、見てみると良いかなと思います。OLTANAなども良いですね。
この用途では国内テーマも良いですが、海外テーマを選択肢にいれるのもありかもしれません(Divi・Astraなど)。ただし海外テーマは日本語の情報が少なく、設定に手間がかかります。日本語で快適に使いたいなら、TCDシリーズにポートフォリオ向けのテーマがいくつかあるので、そこから探すのが現実的です。
用途が決まったら確認する5つのポイント
用途でカテゴリを絞ったあと、候補が数本出てきたら以下の5点で比較してください。
① 有料か無料か(正直な判断基準)
「有料テーマは必要ですか?」という質問をよく受けます。私の答えはシンプルで、収益化を目指すなら有料テーマ、そうでなければCocoonで十分です。
有料テーマの価値は「お金を払うとデザインが良くなる」ことと、「カスタマイズで詰まる時間がゼロになる」ことです。15,000〜20,000円払って手に入るのは、デザインの完成度と時間の節約です。あとは広告運用と執筆のしやすさ。アフィリエイトで月5,000円稼げるようになれば、3〜4ヶ月で回収できますので。
一方、「まだ続けられるかわからない」「収益化は全く考えていない」段階では有料テーマは早いかも。まずCocoonで始めて、必要を感じたら乗り換える。この順序が一番リスクが低い。
② ブロックエディター対応か
WordPressは現在、ブロックエディター(Gutenberg)が標準です。これに対応していないテーマを選ぶと、記事を書くたびにストレスがかかります。簡単にいうと、昔に出たテーマで仕様変更が活発ではないテーマはNGです。
2026年の今から選ぶなら、ブロックエディター完全対応は絶対条件です。古いテーマの中にはクラシックエディター前提で作られているものがあるので、購入前に必ず確認してください。当サイトで紹介しているSWELL・JIN:R・ゴールドブログ・RE:DIVERなどすべて対応済みです。
③ 日本製かどうか
初心者は迷わず日本製テーマを選んでください。理由は3つです。
- 設定画面・マニュアルがすべて日本語
- 困ったときに日本語で検索して解決できる
- 日本語フォントが美しく表示される(海外テーマは日本語を入れると崩れることが多い)
海外テーマはデモサイトが英語でかっこよく見えますが、日本語テキストを入れた瞬間に雰囲気が変わることが多いです。英語が得意でWordPressの知識が豊富な人は別ですが、初心者は国産テーマ一択です。
④ デモサイトが自分のイメージに近いか
これが一番大事かもしれません。スペックより先に「デモサイトを見てワクワクするか」を確認してください。
有料テーマはどれも「デモサイトに写真とテキストを流し込むだけで完成する」という設計になっています。つまり、完成後のイメージはデモサイトにほぼ等しいです(カスタマイズももちろんできる)。デモサイトを見て「これで自分のサイトを作りたい」と思えるかどうか。それだけ確認すれば十分です。
スマホでもデモを確認するのをおすすめします。実際の読者の多くはスマホで閲覧するので、スマホ表示の完成度がそのままユーザー体験に直結します。
⑤ 情報量・サポートの充実度
ブログを運営していると、必ず「これどうやるんだっけ?」という場面に出くわします。そのとき助けになるのが、ネット上の解説記事とテーマの公式サポートです。
SWELLはユーザーが圧倒的に多いので、ほぼどんな疑問も検索すれば解決策が出てきます。ゴールドブログやRE:DIVERは2024〜2025年リリースで新しいため、まだ情報が少ない。これはデメリットですが、公式サポートが充実しているテーマなら補えます。
新しいテーマを選ぶ場合は、公式マニュアルの充実度とサポートフォーラムの有無を確認しておいてください。
後悔しないための3つの注意点
乗り換えコストを知っておく
テーマの乗り換えは、思っているより手間がかかります。特に記事数が多くなってからの乗り換えは、装飾パーツの崩れや内部リンクの確認など、かなりの作業量が発生します。私も苦労しました。
「最初からずっと使い続けるつもりで選ぶ」のが基本です。ただし、Cocoonから有料テーマへの移行はSWELLが専用の移行プラグインを提供しているので比較的スムーズです。XWRITEも良いです。乗り換えを前提に考えているなら、その点も選択基準の一つになります。
機能の多さ=良いテーマではない
テーマを選ぶとき「機能が多い方がいい」と思いがちですが、これは罠です。
機能が多いテーマは設定項目も多く、使いこなすまでに時間がかかります。初心者がAFFINGERを選んで設定で詰まり、ブログを書く前に疲れてしまった、というケースは結構多いです。(良いテーマであることは間違いない)。「自分が使う機能が揃っているか」だけを確認すれば十分です。全機能を使い切る必要はありません。
海外テーマには近づかない(初心者は)
繰り返しになりますが、初心者は海外テーマを選ばないでください。
Divi・Elementor・Astraなどは世界的に人気の高いテーマですが、設定は英語、サポートも英語、日本語対応の解説記事も少ない。何かトラブルが起きたときの解決コストが跳ね上がります。デモサイトが英語でかっこよく見えても、日本語テキストと画像を入れると別物になることも多い。国産テーマで事足りる場合がほとんどなので、国産テーマの中から選ぶのが賢明です。
よくある質問
最初から有料テーマにした方がいいですか?
ブログを始めようとしているんですが、最初から有料テーマを買った方がいいですか?
収益化を最初から目指しているなら、有料テーマから始めるのをおすすめします。ただし「続けられるかどうかまだわからない」なら、Cocoonで数ヶ月やってみてから判断する方がリスクが低い。15,000〜20,000円は、「ブログを続ける意思が固まってから」使うお金だと思っています。
テーマは後から変えられますか?
一度テーマを決めたら変えられないですか?途中で変えると何か問題が起きますか?
変えられますが、記事数が多い状態での乗り換えは手間がかかります。テーマを変えるとHTML構造が変わるので、装飾パーツが崩れる場合があります。SEOへの影響は基本的に一時的なもので、数週間〜1ヶ月で元に戻ることがほとんど。とはいえ「最初から長く使えるテーマを選ぶ」のが一番ラクなので、最初の選択を慎重にしてほしいです。
きつねコードさんのおすすめは結局どれですか?
選び方はわかりました。でも結局、きつねコードさんが一番おすすめするのはどれですか?
アフィリエイトブログならSWELL、ホームページならTCDシリーズ、コスパ重視ならゴールドブログです。迷っているならSWELL一択で間違いないです。詳しくはこちらの記事で目的別に整理しているので、参考にしてください。
まとめ
WordPressテーマの選び方、整理しました。
各テーマの詳しい比較・価格・向いている人は、以下の記事でまとめています。