パーマリンクは日本語だとダメなの?SEOへの影響と英語に直す設定方法を解説

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悩める人

wordpressサイトを運営しています。SEO対策でパーマリンクは日本語にしたらダメってネットに書いてあったのですが、本当ですか?
また、パーマリンクを日本語から英語に直すやり方も教えてください。

きつねコード

wordpressでは投稿名URLを編集しなければ自動的に日本語パーマリンクになります。パーマリンクが日本語でも絶対ダメなわけでありませんが、英語の場合に比べるとデメリットがあります。正しく理解してパーマリンク設定を行いましょう。

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パーマリンクとは何か

まずは基本知識から確認していきます。全体像を正しく理解することで最適なパーマリンク設定が分かってきます。

パーマリンク」とは、wordpressサイトの投稿ページや固定ページなどの各ページに与えられる固有のURLのことを指します。

簡単にいうと、記事URLです。

webサイトにおける各ページのURLは、本来「permanent link(恒久的なリンク)」ですので、パーマリンクと呼ばれています。各ページに与えられるURLは、固有であり、不変だよという意味合いから来ているのですね。

更に細かく説明すると、パーマリンクは「ドメイン」と「スラッグ」と呼ばれる要素で構成されます。

これを例えるならば、「ドメイン」は木の幹で、「スラッグ」は枝葉であるとイメージするとわかりやすいです。

パーマリンクの構成要素

  • ドメイン:サイト内の全てのページに共通して存在するもの。
  • スラッグ:ドメインの後ろにくっつく個別の文字列

サイトを新しく作成する時には「ドメイン」を取得しましたよね。ドメインは、そのサイトのトップページURLにもなります。

サイト内で全く同じスラッグを付けることは仕様上不可能で、異なるスラッグがドメインにくっつくことで、各ページ固有のURLが完成するわけです。

wordpressにおけるパーマリンク設定とは、このスラッグの命名規則を変更することです。

パーマリンク(URL)には、日付や投稿タイトル、カテゴリーなど、好きなものを含むことができます。英語でも、日本語でも設定することは可能です。

wordpressでデフォルトのパーマリンク設定は?

wordpressのデフォルトのパーマリンク設定は、「基本」か「日付と投稿名」になっていることが多いと思います。

管理画面「設定」≫「パーマリンク」から確認することができます。

wordpressのパーマリンク設定

パーマリンク構造を「基本」にしている場合には、下記のようなパーマリンクとなります。

https://kitsunecode.net/?p=1

https://kitsunecode.net/?p=2

このように、記事ごとに数字のIDが自動で割り振られていきます。

パーマリンク構造を「日付と投稿名」にしている場合は、下記のようなパーマリンクになります。

https://kitsunecode.net/2023/11/1/パーマリンクは日本語だとダメなの?SEOへの影響と英語に直す設定方法を解説

https://kitsunecode.net/2023/11/1/permalinks-japanese

このように、その記事を公開した日付&投稿記事タイトルが含まれます。

パーマリンク構造に「投稿名」かカテゴリーを含んでいると、パーマリンクは日本語にも英語にも設定することができます。

この設定に関してはややこしい部分もあるため、もう少し噛み砕いて説明していきますね。

wordpressでパーマリンクが日本語になるのはどんな時ですか?

ワードプレスでパーマリンクが日本語になるのはなぜですか?

パーマリンク構造の「投稿名」や「カテゴリー名」は、スラッグ(URL)が未入力だと「記事タイトル」もしくは「カテゴリー名」がそのまま日本語でスラッグになるからです。

wordpressサイトを始めた人の中には、特に意図していないのに日本語パーマリンクになってしまっている方も少なくありません。

どんな時にパーマリンクが日本語になるのか、設定の仕組みをきちんと理解しておきましょう。

パーマリンク設定が日本語になる可能性があるのは、パーマリンク構造に「投稿名」か「カテゴリー名」が含まれる場合です。

噛み砕いて説明をします。

具体的に言うと、「日付と投稿名」「月と投稿名」「投稿名」「カスタム構造」この4つの選択肢が、日本語を含む可能性があります。
言い換えると、/sample-post//%postname%//%category%/が含まれている場合です。

日本語パーマリンクになる設定(パーマリンク構造)

  • 「投稿名」が含まれる/sample-post/もしくは/%postname%/を含んでいるケース
  • 「カテゴリー」が含まれる/%category%/を含んでいるケース

パーマリンク構造に「投稿名」が含まれている場合、記事を新規作成し「下書き保存」もしくは「公開」した時点で記事タイトルがそのまま「投稿名(URL)」として保存されます。

そのため、記事タイトルを日本語で書くと日本語パーマリンクになるわけです。

投稿名URLは後から編集して英語パーマリンクに直すことも可能です。

パーマリンク構造に「カテゴリー」が含まれている場合、記事を新規作成し「下書き保存」もしくは「公開」した時点で選択したカテゴリーが「カテゴリー(URL)」として保存されます。

そのため、カテゴリー名が日本語だと日本語パーマリンクになるわけです。

カテゴリーURLも後から編集して英語パーマリンクに直すことも可能です。

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日本語パーマリンクは、英語や数字のパーマリンクよりもSEO面で不利なのか

悩める人

日本語のパーマリンクは、SEO的には良くないのでしょうか?

これが、一番気になるところですよね。

結論から言うと、パーマリンクは英語でも数字でも日本語のままでも検索順位に直接影響を与えることはありません。ただし、間接的な影響は確かにありますので、メリットデメリットは知っておくと良いでしょう。それについては後述します。

グーグルの上級アナリストであるジョンミュラー氏も過去にこう話しています。

英語圏以外の人をターゲットとするwebサイトにおいて、その国の言語をURLに使用することは何ら問題ありません

Googleは、URLに英語以外の言語が使われていても、ボットがきちんとクロールして、そのページのコンテンツを見にいくことができます。

Google: Using non-English URLs for non-English websites is fine

「クロール」というのは、Googleなどの検索エンジンのロボットが世の中にあるwebサイトを巡回して、その中身・コンテンツを確認してデータベースに登録していく作業のことです。そのおかげで検索結果が表示されます。

有名なジョンミュラー氏が話している通り、パーマリンクは日本語のままでもダメなわけではありません。むしろ、ミュラー氏は「その国の言語は全然使っていいよ」とも言っています。

ただ実際には、日本語パーマリンクサイトと英語パーマリンクサイトはどちらが多いのでしょうか?

webディレクターをしている私個人の実感としては、今から10年ほど前は日本語パーマリンクのサイトがもっと多く存在していた印象があります。しかし最近の話では、おそらく英語パーマリンクサイトの方が圧倒的に多いと思います。日本語パーマリンクのサイトは昔ほどはたくさん見かけなくなりましたね。

SEO面では、パーマリンクが英語か数字か日本語なのかという一つの要素で評価が決まるわけではありません。正直、パーマリンク設定による影響は微々たるもので、サイト設計コンテンツそのものの方がずっと重要です。

※ただし、パーマリンク(URL)にアクセスできない、重複しているなど、正しく機能していない場合は話は別です。それは致命的です。

乱暴に言えば、パーマリンクがURLとしてきちんと機能さえしていれば、ぶっちゃけどっちでも良いと思います(笑)。

ただし、パーマリンクを日本語にすることで生じるデメリットは確かに存在しますので、私としては英語パーマリンクの方がおすすめです。

メリット・デメリットについて順に解説してきますね。

パーマリンクを日本語にするメリット

パーマリンクを日本語にしておくメリットは、主に3つ存在します。

日本語パーマリンクのメリット

  1. 数字・英語パーマリンクよりも可読性が高い
  2. クリック率が上がる(かもしれない)
  3. パーマリンクを英語に直す作業が不要

日本語パーマリンクのメリット①数字・英語パーマリンクよりも可読性が高い

一つ目は、日本語パーマリンクは他に比べて可読性が高くなることです。

実際に見た方が早いですので、具体例を挙げてみましょう。

https://kitsunecode.net/?p=1

https://kitsunecode.net/2023/11/1/permalinks-japanese

https://kitsunecode.net/2023/11/1/パーマリンクは日本語だとダメなの?

パッと見た時に、中身が入ってくるのはどれでしょうか?おそらく、3つ目の日本語パーマリンクだと思います。

これこそが、ジョン・ミュラー氏も「その国の言語をURLに使っても全然いいよ」と言っている理由です。

日本人にとっては、日本語URLが一番分かりやすいです。

パーマリンク日本語が含まれていると、クリックしなくてもそのページに書かれている内容をおおまかに予測することができます。

記事の内容を分かりやすく表しているURLの方が、ユーザビリティが上がるということですね。

日本語パーマリンクのメリット②クリック率が上がる(かもしれない)

二つ目は、クリック率が上がる(かもしれない)ということです。

上のメリット①「可読性が上がる」ことが理由で、ひと昔前には「日本語パーマリンクにするとクリック率が上がるよ」とまで噂されていた時代もありました。

昔は確かに、Googleの検索結果にURLも小さく表示されていた時代がありました。そうすると、もちろん日本語を含めているURLの方が可読性が高く、ユーザーの目に留まりやすく、結果として少しクリックされやすいというわけです。

明確なデータはありませんが、そういった可能性は確かにあったのかもしれません。

ただし、Googleの検索結果表示自体が、日進月歩で表示の仕方が変わっています

英語パーマリンクであろうが、日本語パーマリンクであろうが、今はGoogleがユーザーに分かりやすく検索結果を表示してくれるようになっています。おそらくこれからも毎年変わっていくでしょう。

私の意見としては、パーマリンクが日本語か英語かという要素一つで、クリック率にそこまで大きな差を生むようなことはないと考えています。

日本語パーマリンクのメリット③パーマリンクを英語に直す作業が不要

三つ目は、パーマリンクを英語に直す作業がいらないという運営上のメリットです。

パーマリンクを英語にしたい人は、毎回記事を作成した際に投稿名URLを日本語から英語に直すという作業が必要になります。

日本語パーマリンクのままでOKの人は、このひと手間がいりません。

「URLを英語に直すのが面倒」「英語は得意じゃないから悩む」「いちいち変更するのを忘れる時がある」といった声が確かにあることは事実です。これが理由で、日本語パーマリンクにしている個人ブロガーさんは一定数存在します。

きつねコード

私も英語パーマリンクなので、毎回この作業をやっています。慣れればすぐなので、特に面倒だと思うことはないかな〜。

パーマリンクを日本語にするデメリット

次に、パーマリンクを日本語にしておくデメリットは、主に3つ存在します。

ここは重要ですので、必ず確認しておいてください!

日本語パーマリンクのデメリット(重要!)

  1. SNSやブログでシェアされにくくなる
  2. 被リンクを獲得しにくくなる
  3. 日本語パーマリンクは不具合が起きるケースもたまにある

日本語パーマリンクのデメリット①SNSやブログでシェアされにくくなる

一つ目は、日本語パーマリンクはSNSやブログなどでシェアされにくくなることです。

その理由は、URLの仕様にあります。

日本語パーマリンクの場合、URLをコピペした時にこのように文字化けしたような形になります。

https://kitsunecode.net/2023/11/1/%E3%83%91%E3%83%BC%
E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%
AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%81%A0%E3%
81%A8%E3%83%80%E3%83%A1%E3%81%AA%E3%81%E%EF%BC%9F

これはおかしくなっているわけでありません。リンクとしては正しく機能しており、アクセスするときちんと元の表示に戻ります。↓

https://kitsunecode.net/2023/11/1/パーマリンクは日本語だとダメなの?

これは、「エンコード」と呼ばれるURLの仕組みです。

エンコードとは、URLをコピーした時に全角文字が含まれていると別の文字に変換される仕組みのことです。

エンコードされたURLは、特定の文字に置き換えられ、文字列が異常に長くなります。これはコンピューターにとっては読みやすいのですが、人間にとっては意味不明な文字列となります。

日本語は基本的に「全角文字」ですので、URLをコピペした時にエンコードされます。

SNSやブログで記事URLをシェアしたいと思ってコピペした時に「ん、なんだこれ?」となってしまうことが多いのです。

シェアする側もコピペするのをためらいますし、シェアされる側にとってもクリックしにくいURLとなります。

また、SNSの仕様によってはURLの文字列が長すぎてそもそもリンクが貼れない、なんてこともあり得ます。

つまり、日本語パーマリンクは、URLを「シェアする」場面においては不利益になってしまうことは覚えておきましょう。このデメリットは結構大きいと思います。

日本語パーマリンクのデメリット②被リンクを獲得しにくくなる

二つ目は、日本語パーマリンクは被リンクを獲得しにくくなる可能性があることです。

これは上で紹介したデメリット①「シェアされにくくなる」の結果的に生じるもう一つのデメリットです。

被リンク」とは、外部のサイトから自分のサイトへと飛ぶリンクのことを言います。

例えば、誰かのブログで引用元・参考記事として自分の記事を紹介してもらった時には、これが一つの被リンクとなります。

被リンクが多く存在するということは、「それだけ沢山紹介されている=良質な記事である」ということを意味します。SEO対策をやる上で、被リンクの獲得はとても大切な要素です。

しかし、上述したように日本語パーマリンクは、コピペするとエンコードされ長い文字列になるためリンクを貼ることが嫌煙されます

結果として、被リンクを獲得しにくくなる可能性があるわけですね。これもまた大きなデメリットです。

日本語パーマリンクのデメリット②日本語パーマリンクは不具合が起きるケースもたまにある

三つ目は、日本語パーマリンクは不具合につながるケースがたまにあることです。

日本語パーマリンクでも大半の場合は正常にクリックすることは可能です。
通常はきちんと機能します。

しかし、URLを開く閲覧環境によっては正しくアクセスできないこともあります。

技術的な話ですので簡単な紹介にとどめますが、使用しているブラウザの文字コード設定や、OS・バージョンによってはうまく表示できないことがあります。そこまで心配するほど多いわけではありませんが、事例としてあることは知っておくと良いでしょう。

また、エンコードされ文字列が長くなった結果不具合が起きるケースもあり得ます。

実際に私も見たことがありますが、Yahoo!知恵袋の回答の中で紹介されていた参考記事のURLが、エンコードされた長い文字列のせいで途中で不必要に改行されていたので正しく機能しないリンクとなっていました。SEO的には、非常にもったいない話です。

やはり、日本語のURLはエンコードされるので何かと厄介な場面が出てくるのですね。

パーマリンクを日本語にするか英語にするかの判断基準

悩める人

結局、日本語パーマリンクはやめた方が良いのでしょうか?どうするのが、ベストですか?

上記のメリット・デメリットを踏まえると、結局パーマリンクはどうするのがベストなのでしょうか?

先ほど紹介したGoogleのジョン・ミュラー氏は発言の中で、こうも話しています。

URL 内に何を配置するかに関係なく、ユーザーがページに簡単にリンクできることが大切です。

これはどういうことか、具体例を挙げて解説します。

まず一番最悪なのは、例えばURLに「スペース」が入っていたり「★」が入っていたりするケースです。(そんなURLは見たことがありませんが)

もしそんな文字が含まれていたらエラーが起きてユーザーが簡単にリンクにアクセスできなくなるからです。

つまり、最も大切なことは、規定の文字が正しく使用されていて、ユーザーが簡単にリンクさえできれば良いわけです。

極論は、もうそれだけです。
正しくリンクさえできれば、パーマリンクが何であろうとSEOにそこまで大きな影響はありません。

しかしこの点において、日本語は他の言語圏に比べると少し厄介と言えます。なぜなら、日本語は全角文字であり、全角文字はエンコードされてしまうからです。

エンコードされたURLは、機能はするのでダメなわけではないですが、ユーザーにとってはリンクしにくくなることは間違いありません。

要するに、日本語パーマリンクにすると「可読性(分かりやすさ)は増すが、エンコードされるとリンクしにくくなる」といった特徴があります。メリットは小さく、デメリットは大きいと言えると思います。

結論として、日本語・英語で比較するならば、私は英語パーマリンクに軍配が上がるだろうと考えています。

さらに英語パーマリンクにする場合でも「about-permaliks」などのように記事内容を分かりやすく表し、可読性もプラスすることは可能です。

どちらでも絶対ダメなわけではありませんが、悩んでいる方は英語パーマリンクにするのがおすすめです。

ちなみにWordPressのパーマリンク設定で言うと、一番おすすめなのは「投稿名」を選ぶことです。

投稿名にしておいて、英語パーマリンクに直すのが一番良いと思います。

※ちなみにWordPressのパーマリンク設定で言うと、一番おすすめなのは「投稿名」を選ぶことです。

投稿名にしておいて、英語パーマリンクに直すのが一番良いと思います。

wordpressのパーマリンク設定「投稿名」

パーマリンク設定を変更する前に知っておきたい注意点

パーマリンクを日本語から英語に変えたいという人は、変更するにあたり注意すべきことがあります。

wordpressのパーマリンク設定を運営途中で変更するのは基本的にNGとなります。

パーマリンクはサイトを作成した初期段階に設定を済ませ、そのまま変更しないのが通常です。

もしパーマリンクを変更するならば、「サイトの記事数がまだ少なく、本格的な運用を始める前の時点」に行うようにしましょう。
その理由は二つあります。

パーマリンクの途中変更がダメな理由①SEO評価がリセットされてしまうから

パーマリンクを途中で変えると、記事のURLが変わります。URLが変更するとSEO的には全くの別ページとして扱われることを覚えておきましょう。

それまで積み上げてきたSEO評価がリセットされてしまいますので、基本的には途中でパーマリンクを変えるのはNGです。

逆を言えば、まだSEO評価をほとんど受けておらずこれから本格運用を始めるサイトは別に変えても問題はありません。

パーマリンクの途中変更がダメな理由②獲得した被リンクがリセットされてしまうから

先述した通り、被リンク」というのは、外部のサイトから自分のページへと飛ぶリンクのことです。

被リンクを多く獲得することはSEO評価において非常に重要なのでしたね。

パーマリンクを変えてしまうと記事のURLが変わります。URLが変わると、それまで獲得していた被リンクが消滅します。

特に運営歴の長いサイトは意外に被リンクを多くもらっていることもあり、それを捨てるのは非常にもったいないことです。

リダイレクト設定を行えば、途中でパーマリンクを変更しても問題ありませんか?

リダイレクト設定をすれば、パーマリンクを変更しても問題ないですよね?

答えは「YES」でも「NO」とも言えます。微妙な所ですが、パーマリンク設定の途中変更は私はやらない方が良いと思います。(サイト初期であればOKですが)

リダイレクト設定」とは、それまで存在していたページが削除・変更された場合に、新しいページへと自動的に飛ばすように設定することです。これを行うと、古いURLにアクセスされても新しいページへとユーザーを飛ばすことが出来ます。

例えば、日本語パーマリンクを個別に英語パーマリンクに編集した場合には、おそらく(すみません確証はありませんが)wordpressのデフォルト仕様として、古いURLから新しいURLに自動的にリダイレクトをかけてくれると思います。

そして、理論的にはSEO評価被リンクなども引き継がれます。そのため、301リダイレクト(恒久的なリダイレクト)設定がされていれば、パーマリンクを変更しても構わないと言うことはできるでしょう。

ただし、大量の記事を変更する場合は注意が必要です。実は301リダイレクトは万能なわけではありません。変更後にアクセスが落ちて、元に戻らないケースも普通にありますので、パーマリンク変更にはそれ相応のリスクがあると考える方が良いです。下記ブロガーさんの実体験なども参考になります。

【実体験】パーマリンク変更による影響をリダイレクトをかけてから2年間の経過と共に解説

日本語パーマリンクの既存記事が大量にある場合に、英語に直しても問題ないですか?

日本語パーマリンクになっている既存記事が大量にあります。それら全てを英語に直しても大丈夫でしょうか?

ここも意見が分かれる所だとは思いますが、これから新規作成する新しい記事だけを英語パーマリンクで公開していくのが良いでしょう。

まずは、既存記事が大量にありますのでパーマリンクの共通設定を変えるのはやめた方が良いと思います。全ての記事のURLが変わってしまい、影響範囲が大きすぎるからです。

日本語パーマリンクのまま運営を続けても大きな問題はありませんが、もし英語に変えたいのならばどうするか?ですよね。

これもやはり既存記事全てを英語に直すと(たとえ301リダイレクトがしっかり機能しているとしても)影響範囲が大きいので、やめた方が良いのではないかと思います。

そのため、全記事を変更するのを諦めて、新規記事だけを英語パーマリンクとして運営していくのが良いでしょう。

「アクセス規模がとても小さい」「運営歴が短い」サイトの場合は、この限りではありませんのでガッツリ変更しても構いません。

日本語パーマリンクを英語に直す設定方法

最後に、日本語パーマリンクを英語に直す設定方法を解説していきます。

パーマリンクが日本語になる可能性があるのは、設定に「投稿名」「カテゴリー」が含まれているケースでしたね。それぞれ説明していきます。

日本語パーマリンクを英語に直す設定方法①パーマリンク構造に「投稿名」が含まれる場合


  • step.1

    まずは、全体のパーマリンク設定を確認します。
    wordpress管理画面「設定」≫「パーマリンク」をクリックしてください。

    今回は、「投稿名」(sample-post/%postname/)を含む設定にしているケースが該当します。

    新しくサイトを作成したばかりの人で、パーマリンクに投稿名を含めたい場合はお好みの項目を選び、変更を保存しましょう。ちなみに、一番おすすめの項目は「投稿名」です。

    ※先述した通り、既存記事がたくさんある方は基本的に変更しない方が良いです。記事URLが変わってしまいますのでご注意を。

    パーマリンク設定を確認できたら、次のステップへ進みます。


  • step.2

    次に、投稿記事のパーマリンク(URL)を編集して、日本語から英語に直す作業を行います。

    まず、管理画面「投稿一覧」から任意の記事の編集ページを開いてください。

    記事を新規作成した場合には、初めに画面右上の「下書き保存」をクリックしましょう。
    ※URLの編集が可能になるのは、「下書き保存」か「公開」した場合のみでしたね

    下書き保存を行うタイミングはいつでも構いませんが、私はいつもタイトルだけ記入したら最初に下書き保存を行なっています。

    次に、右側メニューにある項目URL」の部分をクリックしましょう。

    ※画面の右側メニューが表示されていない場合は、上の歯車設定ボタンを押すと出てきます。
    「ブロック」タブではなく、「投稿」タブにあります

    そうすると、下のような編集欄が出てきますので、日本語から英語に直しましょう。

    なお、命名するときは「記事タイトルを簡潔に表す英単語」「2語以上の時はハイフンを使用」すると良いです。英単語が分からない方は、Google翻訳を使ってもいいですね。

    こんな感じで入力します。

    できたら、「下書き保存」もしくは「公開」をクリックすれば保存が完了します。

    URLが変わっていることを確かめてみましょう。やり方自体はとても簡単ですね。
    私も、毎回この作業を行なっていますよ。

    上記の手順は、「公開済み」にしている既存記事で行う場合も同様です。

    各記事編集ページから「URL」を英語に修正し、「更新」をクリックすることで投稿URLが変更されます。


日本語パーマリンクを英語に直す設定方法②パーマリンク構造に「カテゴリー」が含まれる場合


  • step.1

    まずは、全体のパーマリンク設定を確認します。
    wordpress管理画面「設定」≫「パーマリンク」をクリックしてください。

    今回は、「カテゴリー名」(/%category%/)を含む設定にしているケースが該当します。項目でいうと「カスタム構造」になります。

    新しくサイトを作成したばかりの人で、パーマリンクにカテゴリーを含めたい場合は、カスタム構造を選択し、変更を保存しましょう。

    ※ちなみに、パーマリンクにカテゴリーを含めるのはあまりおすすめはしません。将来的にカテゴリーを変更できなくなるからです。

    パーマリンク設定を確認したら、次のステップへ進みます。


  • step.2

    次に、カテゴリーのパーマリンク(URL・スラッグ)を編集して、日本語から英語に直す作業を行います。

    パーマリンク構造に「カテゴリー」を含めている場合、step2の作業を行うとカテゴリーURLが変わり、全ての既存記事のURLが変更されることに注意してください。カテゴリーURLの設定は、運営初期に行いましょう。

    管理画面「投稿」の「カテゴリー」をクリックしてください。

    スラッグ」という項目が、カテゴリーのURLとして出てくる部分になります。

    新規カテゴリーを追加する場合には、「スラッグ」を英語で入力してください。(空欄にするとカテゴリ名が日本語のまま入ります。)

    既存カテゴリーを編集する場合には、画面右側のカテゴリー名にカーソルを合わせると「編集」ボタンが出てきます。編集ページの「スラッグ」を修正して、変更を保存してください。

    カテゴリー設定のスラッグを英語に直す

    全てのカテゴリーのスラッグを入力したら完了です。

    これも設定自体は難しくありませんね。


  • step.3

    最後に、管理画面「投稿一覧」から任意の記事の編集ページを開いてください。

    新規記事を作成した際には、該当するカテゴリーにチェックを入れてから、「下書き保存」もしくは「公開」を行いましょう。

    カテゴリー未選択のまま「下書き保存」もしくは「公開」すると「未分類」カテゴリーに分類されます。その場合には、カテゴリーを選択し直して、もう一度「下書き保存」か「更新」を行えばカテゴリーURLも変更されます。

    以上で、完了です。


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まとめ

いかがでしたでしょうか。

パーマリンク設定はややこしい点がいくつかありますが、webサイトにとって非常に重要な要素です。

パーマリンク構造を日本語にするのか、英語や数字にするのかはずっと先まで影響してくる判断ですので、ぜひサイトの初期段階にどちらか決められると良いですね。

ココがポイント

  • パーマリンク自体が、直接検索順位に影響を及ぼすことはないが、間接的な影響は存在する。
  • 日本語パーマリンクは、可読性は増すが、エンコードされるとリンクしにくくなるデメリットがある。
  • どちらでも問題はないが、私は英語パーマリンクの方がおすすめです。
  • 途中でパーマリンクを変更する方が影響が大きいので、途中変更は基本的にNG
  • 日本語パーマリンクを英語に直す方法は、「投稿名」を含むパーマリンク構造であることを確認し、記事編集ページから「URL」を英語に修正する。
  • 日本語パーマリンクを英語に直す方法は、「カテゴリー」を含むパーマリンク構造であることを確認し、カテゴリ編集ページから「スラッグ」を英語に修正する。

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  • この記事を書いた人

きつねコード

webディレクター/プログラマー。 web系の経験が10年以上あり、webサービスの立ち上げやメディア運営などをやっていました。若い時に起業していた時期もあるので、守備範囲は結構広めです。パソコンが苦手な人からの質問も受けるので、参考になればとの想いで当ブログを始めました。

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