介護施設のホームページをWordPressで作り直したいんですが、介護施設向けのテーマってほとんど見当たらなくて困っています。
うちのデイサービス、今のサイトが古くてスマホで見にくいと言われています。問い合わせも少ないし、一度ちゃんと作り直したいんですが何から始めればいいですか?
介護施設専用のテーマは国内にほぼないのが実情ですが、問題ありません。介護施設のホームページに必要なのは「安心感・信頼感・温かみ」の3つで、それを備えた高品質なテーマは存在します。今回は作り方の考え方から、おすすめテーマまで整理します。
こんにちは、webディレクター兼個人ブロガー(兼プログラミング講師)のきつねコードです。
当サイトではWordPressやブログ運営のノウハウを発信しています。今回は介護施設・老人ホーム向けのホームページ制作において最適なWordPressテーマを紹介します。
介護施設のホームページには、他業種と異なる独特の設計が必要です。テーマ選びの前に、まずそこを整理します。
介護施設サイトは「誰が見るか」から設計する
まずは、ここからざっくりと整理してみましょう。
介護サイトの主な読者は「利用検討者の家族(子世代)」や「ケアマネ・地域連携室」
介護施設のホームページは、利用者本人がご自身で探してみることもありますが、その家族(主に40〜60代の子世代)が最も多く閲覧します。加えて、紹介・斡旋を担うケアマネジャーや病院の地域連携室も重要な読者層です。
この2つの読者像を意識すると、サイトに何を載せるべきかが見えてきます。
家族は「親が安心して暮らせるか」を知りたいわけです。ケアマネは「どんな施設で、どんな利用者に向いているか」を手短に確認したいのです。どちらも共通しているのは、「不安の解消」と「信頼できる施設かどうかの判断」です。
「料金を明示する施設」が信頼される時代?
介護施設のホームページを見ていると、料金を伏せている施設も多いことに気づきます。しかし実際には、料金を正直に開示している施設の方が問い合わせ・見学申込につながりやすいのかなと私個人的には思います。
「入居一時金・月額利用料(居住費・食費・管理費・介護サービス費の内訳)・加算費用の目安」を丁寧に出すほど、家族からの信頼は上がります。「どうせ見学しないとわからない」「資料請求で確認するのが当たり前」と思いがちですが、料金の透明性こそが他施設との最大の差別化になるケースもあるだろうと思います。
介護施設サイトに入れるべきコンテンツ
テーマを選ぶ前に、サイトに何を載せるかを整理しておくと、テーマ選びが格段にスムーズになります。
必須の7要素
例えば、こんな感じ。(参考まで)
- 施設・サービスの種類の明示:まずは「何の施設なのか」を明示すること。特養・老健・グループホーム・有料老人ホーム・サ高住・デイサービスなど施設形態を冒頭でわかるように。読者がまちがって電話をかけてくることも多いので、ここを曖昧にすると双方が消耗します
- 料金・費用:入居一時金・月額利用料(居住費・食費・管理費・介護サービス費)の内訳、加算費用の目安を丁寧に掲載する
- 入居・利用までの流れ:問い合わせ→見学→相談→申し込み→入居判定→契約のステップを図解できると、初めての家族の不安が大きく減ります
- 1日の過ごし方・年間行事:起床から就寝までのタイムスケジュール、レクリエーション、季節イベントの写真付きで掲載すると入居後の生活が具体的にイメージできます。不定期で書くブログ記事を増やしていくのも効果的ですね。
- スタッフ・体制紹介:看護師の配置、夜間の人員体制、協力医療機関、有資格者の人数など。「ちゃんとした専門職がいるか」は家族が真剣にチェックするポイントです
- トップページの第一印象:明るく清潔感のある施設・スタッフの写真、施設理念を一言で伝えるキャッチコピー、問い合わせ・見学予約への導線。スマホで見る家族が多いので、電話番号のタップ発信は必須です
- アクセス・問い合わせ:所在地・Googleマップ、電話・フォーム、見学予約などは必須
- 運営法人情報・プライバシーポリシー:運営上必要な情報を記載
あると差がつく要素
こちらも参考までに。
- 食事へのこだわりと写真(食事の写真は強い。気になるところ)
- 設備紹介(居室・浴室・共有スペース)
- 入居者・家族の声
- よくある質問(FAQ。実際に聞かれることが多い質問を載せると対応の手間も減る)
- 求人情報(採用ページは人材確保の面でも効果が大きい。求人募集費用の削減にもなる)
- お知らせ・ブログ(日々の活動を伝える)
テーマを選んだら、まずデモサイトのトップページと下層ページをじっくり眺めてみてください。「ここに施設種類の案内が入るな」「ここに料金ページを置けるな」などと想像しながら眺めると、自分たちのサイトがどう完成するかがイメージしやすくなります。
完成型テーマか汎用型テーマか、先に決める
- 「早く・きれいに・失敗なく公開したい」→ 完成型テーマ(TCD MONAD・TCD HOLOS)
デモサイトに写真とテキストを流し込むだけでプロ級の仕上がり。デザインセンス不要で、導線設計も最初から整っています - 「自由に作り込みたい・CV設計にこだわりたい」→ 汎用型テーマ(Emanon Premium)
カスタマイズ性が高く、問い合わせ導線・CTA設計を細かく作り込みたい場合に向いています。一から自分で組み込んでいくイメージ
介護施設向けWordPressテーマ おすすめ3選
介護施設に特化したWordPressテーマは市場にほとんど存在しない(古くて使いにくい)のが実情かなと思います。
ただ、介護施設に必要なのは「安心感」「信頼感」「温かみ」の3つを伝えるデザインで、これを備えた国内テーマは存在します。きつねコードが実際に選ぶなら以下の2テーマです。
【安心感と落ち着きのある雰囲気】TCD MONAD
MONADはTCDシリーズの心療内科・メンタルクリニック向けテーマですが、介護施設にそのまま応用できる雰囲気と構成を持っています。

心療内科向けというのは「不安を抱えた人が、信頼できる専門家を探してサイトを訪れる」という構造です。介護施設を探す家族の状況と本質的に同じです。「ここに任せて大丈夫か」という不安に対して、穏やかで誠実な印象を与えるデザインが最初から完成されています。
デモサイトの各ページは介護施設の構成にそのまま読み替えられます。
- 診療内容の紹介ページ → 施設・サービスの種類の説明に
- 初めての方ページ → 入居・利用までの流れも含めた紹介ページに
- 医師・スタッフ紹介ページ → 介護スタッフ・看護師・体制紹介に
- よくある質問 → そのまま流用可
パーツを入れ替えたり、新しく入れ込んだりするのは簡単ですので、wordpressに不慣れな方でも扱うことはできます。
また、スマホ(実際、スマホ検索者が多い)の場合でも、はじめから完璧な見た目と操作性が担保されます。


柔らかい配色・余白の取り方・落ち着いたトーンが、入居を検討する家族に「安心できる施設」という第一印象を与えます。私だったらこのテーマを最初に検討しますね。
【清潔感と温かみ・スタッフの顔が伝わる】TCD HOLOS
HOLOSはTCDシリーズの整体院・鍼灸院向けテーマです。こちらも応用できるの良いです。「プロの技術による丁寧なケア」という訴求軸が介護施設と重なるテーマです。
整体院のサイトも「体の不調を抱えた人が信頼できる施術者を探す」という構造で、専門職が丁寧にケアしてくれるかという家族の不安と本質的に同じです。

HOLOSの特徴は各ページの見やすさと作り込みやすさです。大型の左側メニューとなっているのが特徴で珍しい形のサイトです。デモ事例でも施術者のプロフィール・こだわり・資格を美しく見せる設計になっているため、介護に置き換えると「夜間の看護師体制」「有資格者の人数」「協力医療機関」などといった介護施設で家族が最も確認したい情も、信頼感のある形で提示できます。
スマホ表示も当然バッチリです。


MONADと比べると少し温かみのある雰囲気で、デイサービスや小規模多機能型居宅介護など、日常生活に近い地域密着型の施設に特にマッチするのかなとも思います。
MONADとHOLOS、どちらも介護施設に向いていますが、一言で言うと「落ち着きと格式を重視するならMONAD、温かみとスタッフの顔を重視するならHOLOS」です。両方のデモサイトを並べて見て、直感的に「こっちの雰囲気の方が自分の施設に合う」と思った方を選んでみてください。
【自由に作り込みたい・CV設計重視】Emanon Premium
最後に3つ目として紹介します。
「既製のデザインに縛られず、自分たちの施設らしさを一から作り込みたい」「問い合わせ・見学予約への導線を細かく設計したい」という場合はEmanon Premiumなどが候補になります。
CTA(問い合わせ・見学予約ボタン)の設置機能が特に充実していて、「このページを見た後に見学予約ボタンを出したい」「特定のエリアにフォームを固定したい」といった細かい要望に対応しやすいです。
ただし、TCDシリーズのような「最初から完成した介護施設に使える完成デザイン」ではなく、自分でパーツを組み合わせて作り込んでいく前提のテーマです。WordPressの操作に慣れている方、または社内にWeb担当者がいる施設向けです。
WordPressサイトの始め方
テーマが決まったら、次はWordPressサイトを立ち上げる必要があります。
まだサーバーを持っていない方向けに、最短の手順を紹介します。
サーバーはエックスサーバーが国内シェアNo.1で、私も10年以上使い続けています。申し込み時に「WordPressクイックスタート」機能を使うと、ドメイン取得・WordPress設置・SSL設定まで1時間以内に完了します。
介護施設のホームページ用途であれば通常プラン(スタンダード)で十分です。個人・法人どちらの契約区分でも使えます。
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よくある質問
介護施設専用のWordPressテーマはないんですか?
介護施設にそのまま使えるWordPressテーマを探しているんですが、なかなか見つかりません。
正直なところ、「介護施設専用」をうたった国産テーマはかなり少ないです。古いテーマや品質の低いものはいくつかありますが、実用に耐えるものがほとんどない。それよりも、隣接する業種(医療系・整体院など)の高品質テーマをうまく応用する方が、はるかに良いサイトになります。TCDシリーズはその点で最も優れた選択肢です。
無料テーマでも介護施設サイトは作れますか?
予算の都合で無料テーマで作ることはできますか?
できますが、介護施設の場合は特に有料テーマをおすすめします。理由は「第一印象の信頼感」です。家族が施設を選ぶとき、サイトのデザインが古かったり安っぽく見えると、それだけで候補から外れることがあります。無料テーマで作るとチープな出来になる可能性は高いです。有料テーマへの投資は、見学・問い合わせが月1件増えれば数ヶ月で回収できます。
スタッフの写真は本当に重要ですか?
スタッフ紹介ページを作りたいんですが、プロのカメラマンに頼まないとだめですか?
スタッフの顔写真は、介護施設サイトの中で最も信頼感に直結するコンテンツです。プロのカメラマンに頼むと確実にクオリティが上がりますが、スマホで撮った自然な笑顔の写真でも十分効果があります。大切なのは「顔が見える・表情が温かい」ことです。棒立ちの写真より、実際に仕事をしている場面の写真の方が伝わります。
きつねコードさんならどちらのテーマを選びますか?
MONADとHOLOS、どちらが介護施設により向いていますか?
どちらも良いです。実際に自分で作るなら確実にこのどちらかを選びます。強いて言えば、有料老人ホーム・特養など入居型施設はMONADの「格式と安心感」が合いやすく、デイサービスや小規模多機能など通所・地域密着型はHOLOSの「温かさとスタッフの顔」が合いやすい印象です。最終的にはデモサイトを見て「自分の施設の雰囲気に近い」と感じた方を選んでください。
まとめ
介護施設向けWordPressテーマについて整理しました。
介護施設専用テーマがほぼない中、隣接業種の高品質テーマを応用するのが現実的な最善策です。
TCDのMONADとHOLOSは、介護施設が伝えるべき「安心感・信頼感・温かみ」を最初から体現しているデザインで、テキストと写真を入れ替えるだけで完成度の高い施設サイトが作れます。
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