UpdraftPlusを入れてみたけど、設定画面が英語まじりでよく分からない…。Googleドライブにはどうやってつなぐの?
バックアップは取れたっぽい。でも、いざというときに本当に戻せるのか不安です
このブログもUpdraftPlusでGoogleドライブに自動保存しています。実際の設定画面で、最初の設定から復元まで順番に見ていきます。
こんにちは、webディレクター兼個人ブロガー(兼プログラミング講師)のきつねコードです。このブログでは2023年からUpdraftPlusを使っていて、2026年10月にPHPのバージョンを切り替えたときも、作業の前にこのプラグインで手動バックアップを取りました。
画面と仕様は、2026年10月時点の無料版(バージョン1.26.13)のものです。
サイトが壊れていて、管理画面にも入れない方は、この記事の手順は使えません。WordPressのバックアップと復元方法の「復元の方法」から、サーバーの機能で戻す方法を見てください。
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UpdraftPlusとは|無料版でできること・できないこと
UpdraftPlusは、WordPressのバックアップと復元をまとめて行えるプラグインです。公式のプラグインページでは300万以上のサイトで使われていて、バックアップ用のプラグインの中では定番のひとつです。インストールしたあとのプラグインの一覧では、「UpdraftPlus - バックアップ/復元」という名前で並びます。
無料版と有料版(Premium)の違いで、よく迷うところを先にまとめておきます。
| 無料版 | 有料版(Premium) | |
|---|---|---|
| 自動バックアップ | できる(2時間ごと〜毎月) | できる |
| 実行する時刻の指定 | できない | できる |
| 保存先 | Googleドライブ・Dropbox・Amazon S3・FTPなど | OneDrive・Backblaze・pCloudなども追加 |
| 管理画面からの復元 | できる | できる |
| 更新前の自動バックアップ | できない | できる |
| 増分バックアップ | できない | できる |
| WordPress本体(コア)のバックアップ | 含まれない | 含められる |
有料版は年額制で、2サイトまでのプランが年70ドルからです(2026年10月時点)。ただ、1つのブログを守るだけなら、無料版で困る場面はあまりないと思っています。このブログも無料版のままです。
「WordPress本体が含まれない」と聞くと不安になるかもしれませんが、本体はWordPressの公式からいつでも入れ直せるので、守るべきなのはテーマ・プラグイン・画像などとデータベースです。UpdraftPlusの無料版は、この2つを取れます(WordPressの設定ファイル wp-config.php も無料版では含まれないので、自分で書き換えている人は別に控えておきます)。
UpdraftPlusの初期設定|Googleドライブ連携まで
プラグインを入れる
管理画面の「プラグイン」→「新規プラグインを追加」で「UpdraftPlus」と検索し、インストールして有効化します。左のメニューに「UpdraftPlus」が出てくるので、そこから開きます。画面の上に「バックアップ / 復元」「移行 / 複製」「設定」などのタブが並んでいて、最初の設定は「設定」タブで行います。
スケジュールと残す数を決める
「設定」タブの一番上で、ファイルとデータベースのバックアップを、それぞれどのくらいの頻度で取るか、いくつ残しておくかを決めます。

頻度は、ファイルが「手動/2・4・8・12時間ごと/Daily(毎日)/Weekly(毎週)/Fortnightly(2週間ごと)/Monthly(毎月)」から選べて、データベースにはさらに「毎時間」があります。画面の日本語化が途中までなので、英語の選択肢が混ざっています。
決め方の目安はこうです。記事を書くたびに変わるのはデータベースの方で、容量も小さいので、こちらをこまめにします。
| ブログの更新ペース | データベース | ファイル |
|---|---|---|
| ほぼ毎日書く・直す | Daily(残す数 7前後) | Weekly(残す数 2前後) |
| 週に数本 | Weekly(残す数 2〜4) | Weekly〜Monthly(残す数 1〜2) |
| 月に数本 | Weekly〜Monthly | Monthly |
このブログは、データベースがWeekly・2つ、ファイルがMonthly・1つです。少なめですが、エックスサーバーが毎日の自動バックアップを別に取ってくれているので、UpdraftPlusは「サーバーの外に置く控え」と割り切っています。残す数を増やすと、そのぶんGoogleドライブの容量を使います。
「夜中の3時に実行」のように時刻を決めるのは有料版の機能です。無料版では、設定を保存したときや前回の実行をもとに、次の予定が決まります。
保存先をGoogleドライブにする
スケジュールのすぐ下に、保存先(リモートストレージ)のアイコンが並んでいます。ここで何も選ばないと、バックアップはサーバーの中(wp-content/updraft フォルダ)にしか残りません。サーバーごと困ったときに一緒に使えなくなるので、外部の保存先を1つは選んでおきます。
Googleアカウントを持っているなら、無料で選べるGoogleドライブが手軽です。連携の流れはこうなります。
- 「Google Drive」のアイコンを押して選ぶ
- ページの一番下の「変更を保存」を押す
- 認証の案内が出るので、リンク(「Googleでログイン」のボタン)からGoogleアカウントでログインし、アクセスを許可する
- UpdraftPlusの画面に戻り、セットアップを完了させる

連携が済むと、設定画面のこの欄が「すでに認証済みのようですが…」という表示に変わります。Googleドライブには「UpdraftPlus」というフォルダができて、バックアップはそこに入ります。フォルダの名前を変えるのは有料版の機能なので、無料版ではこの名前のまま使います。
つないだら、次の章の「今すぐバックアップ」を1回試して、Googleドライブのフォルダにファイルが入るかを見ておくと安心です。
バックアップに含めるファイルは、最初のままでいい
保存先の下には「バックアップに含めるファイル」の欄があります。プラグイン・テーマ・アップロード(画像など)・wp-content の中のほかのフォルダに、最初からチェックが入っています。

「backup*」などの除外ルールも最初から入っていて、ほかのバックアップ用プラグインが作ったフォルダを二重に取り込まないようになっています。ふだんは触らなくて大丈夫です。容量が大きすぎてバックアップが終わらないときに、ここで不要なフォルダを外すことがあります(後半の「うまくいかないとき」で触れます)。
その下の「メール」にチェックを入れると、バックアップが終わるたびに、サイトの管理者のメールアドレスへ簡単な報告が届きます。自動バックアップが止まっていないかを気づくきっかけになるので、入れておいてもいいと思います。
ほかの項目はそのままで、ページの一番下の「変更を保存」を押せば、初期設定は終わりです。
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今すぐバックアップ(手動)の取り方
自動バックアップとは別に、WordPress・テーマ・プラグインの更新、PHPのバージョンの切り替え、テーマのカスタマイズといった作業の前は、手動で1回取っておくのがおすすめです。何かあっても「作業の直前」に戻せます。
「バックアップ / 復元」タブを開き、「今すぐバックアップ」を押します。次の自動バックアップの予定も、同じ画面で確かめられます。

確認の画面が出るので、「データベースを含める」「すべてのファイルを含める」「リモートストレージに送信」の3つにチェックが入っていることを見て、「今すぐバックアップ」を押します。

「手動削除のみを許可」にチェックを入れる理由
確認画面の一番下に、「このバックアップは手動削除のみを許可(保持期限が過ぎても残す)」という項目があります。作業前の1回なら、ここにもチェックを入れておくのがおすすめです。
UpdraftPlusは、設定した「残しておく数」を超えると、古いバックアップから順に消します。この数には手動のバックアップも入るので、作業前に取った大事な1回が、次の自動バックアップで押し出されて消えることがあります。チェックを入れたものは、自分で消すまで残ります。
実際、このブログでPHPを切り替える前に「今すぐバックアップ」を取ったときは、残す数がファイル1つ・データベース2つの設定だったので、それまで一覧にあった自動バックアップ(ファイル1回分とデータベース1回分)が、入れ替わりで一覧から消えました。残す数が少ない設定ほど、手動の1回で古いものがすぐ押し出されます。作業前の控えとして取るなら、チェックは入れておいた方が安心です。
念を入れるなら、終わったあとに「既存のバックアップ」の一覧で、データベースやプラグインなどのボタンを押して、パソコンにもダウンロードしておきます。
UpdraftPlusで復元する方法
UpdraftPlusでの復元は、WordPressの管理画面に入れることが前提です。画面が真っ白で入れないときは、サーバーの機能(エックスサーバーなら「WordPressリカバリー」や自動バックアップ)で戻します。そちらはWordPressのバックアップと復元方法にまとめています。
手順① 戻したいバックアップの「復元」を押す
「バックアップ / 復元」タブの下のほうに、「既存のバックアップ」の一覧があります。Googleドライブに送ったものもここに並びます。戻したい日付の行の「復元」を押します。

サイトを作り直したあとなどで一覧が空のときは、一覧の上の「バックアップファイルをアップロード」から、パソコンに保存しておいたファイルを入れると一覧に出てきます。Googleドライブには残っているのに一覧にないときは、「リモートストレージを再スキャン」を押します。
手順② 戻すものを選ぶ
次の画面で、戻すもの(プラグイン・テーマ・アップロード・その他・データベース)にチェックを入れて「次へ」に進みます。全部を戻す必要はありません。

| こんなとき | チェックを入れるもの |
|---|---|
| 記事を消してしまった、前の状態に戻したい | データベース |
| プラグインの更新で表示がおかしくなった | プラグイン |
| テーマを更新・カスタマイズして崩れた | テーマ |
| 何が原因か分からない、まるごと戻したい | 全部 |
データベースを戻すと、そのバックアップのあとに書いた記事や直した内容は消えます。差分だけ残るわけではありません。消したくない記事があるなら、戻す前に本文をコピーしておくか、今の状態をもう1回バックアップしてから戻すと、やり直しがききます。
手順③ 「復元」を押して、終わるまで待つ
バックアップのファイルの確認が済むと、最後に「復元」のボタンが出ます。押すと復元が始まり、右側のアクティビティログに進み具合が流れます。終わるまでページは閉じずに待ちます。

「Restore successful!」と出れば完了です。これは2023年に、検証用に使っていた別のサイトで復元したときの画面です(公開中のサイトで復元すると本当に上書きされてしまうので、今回の記事用には実行していません)。
戻ったら、トップページとよく読まれている記事をいくつか開いて、表示が崩れていないかを見ます。管理画面にもログインし直して、戻したもの(記事・プラグイン・テーマ)がバックアップの時点になっているかをざっと確かめます。
UpdraftPlusがうまくいかないとき
うまくいかないときは、まず「バックアップ / 復元」タブの「最後のログメッセージ」と、一覧の「ログを表示」を見ます。英語まじりですが、どこで止まったかの手がかりはたいていここに出ています。よくあるものを4つ挙げます。
自動バックアップが予定どおりに動かない
UpdraftPlusの自動バックアップは、WordPressの予約処理(WP-Cron)で動きます。WP-Cronはサイトにアクセスがあったときに動く仕組みなので、アクセスの少ないサイトだと、予定の時刻を過ぎてから実行されることがあります。数時間ずれる程度なら、故障ではありません。
何日たっても動かないときは、キャッシュ系やセキュリティ系のプラグインの設定で、予約処理が止められていないかを確かめます。
Googleドライブに送られない
バックアップ自体はできているのに、Googleドライブのアイコンが付かない、ドライブにファイルが増えない、というときは、連携が切れていることが多いです。Googleアカウント側でUpdraftPlusへのアクセスを外したときなどに起きます。
「設定」タブのGoogle Driveの欄で、もう一度「Googleでログイン」から認証し直します。あわせて、Googleドライブの空き容量も確かめてください。無料のGoogleアカウントは、Gmailや写真と合わせて15GBまでなので、画像の多いサイトで残す数を増やしていると、いっぱいになることがあります。
途中で止まる、終わらない
画像が多くて容量が大きいサイトだと、サーバーの処理時間の上限に当たって、途中で止まったように見えることがあります。UpdraftPlusは、止まったところから自動で再開する仕組みを持っているので、まずは少し時間をおいて、ログが進んでいるかを見ます。
何度やっても終わらないときは、「バックアップに含めるファイル」の除外ルールで、キャッシュや古いバックアップなど要らないフォルダが含まれていないかを見直します。それでもだめなら、サーバー会社にPHPの処理時間やメモリの上限について相談します。
復元で「Restore failed」と出る
私も一度、復元に失敗しました。そのときの画面がこれです。

ログのエラーは、「前回の復元で消されずに残ったフォルダ(wp-content/updraft の中の plugins-old)がある」という内容でした。UpdraftPlusは復元のときに、今のファイルをいったん「〜-old」という名前のフォルダに移してから入れ替えます。前の復元でそれが残っていると、次の復元が止まります。
このときは、残っていたフォルダを消したら復元できるようになりました。エラーの文面でも案内されているとおり、UpdraftPlusの画面に出る「Delete old folders」のボタンで消せます。
エラーの内容はケースによって違うので、まずはログの「エラー」の行を読んで、その言葉で検索するのが近道です。ログは一覧の「ログを表示」から開けて、ファイルとしてダウンロードもできます。
ほかのバックアップ方法との組み合わせ
UpdraftPlusは、プラグインの中ではいちばん手間がかからない部類だと思いますが、これ1つにすべてを任せるより、サーバーの自動バックアップと組み合わせるのがおすすめです。エックスサーバーなら、毎日の自動バックアップ(過去14日分)が最初から付いています。管理画面に入れないときは、UpdraftPlusではなくサーバー側で戻すことになるので、この2つでちょうど役割が分かれます。
ほかのバックアップ用プラグインとの違いは、ざっくりこうです。
| UpdraftPlus | BackWPup | All-in-One WP Migration and Backup | |
|---|---|---|---|
| Googleドライブに保存 | 無料でできる | 有料版のみ | 有料の拡張機能 |
| 実行する時刻の指定 | 有料版のみ | 無料でできる | — |
| 復元 | 管理画面の一覧から | パソコンからアップロードして | インポート画面でアップロード(サーバーの上限まで) |
| 向いている使い方 | ふだんの定期バックアップ | すでに使っているなら、そのままでよい | 引っ越し・作業前の1回 |
バックアップ用のプラグインを2つ同時に動かす必要はありません。それぞれの使い方は、BackWPupの使い方と復元方法、All-in-One WP Migration and Backupの使い方にまとめています。全体の考え方(何をどこまでやるか)はWordPressのバックアップと復元方法で見られます。
よくある質問
UpdraftPlusは無料版で十分?
ブログを1つ守るだけなら、無料版で足りると思います。自動バックアップ、Googleドライブへの保存、管理画面からの復元は無料でできます。時刻の指定や、更新のたびの自動バックアップが欲しくなったら、有料版を考えるくらいでいいと思います。
「移行 / 複製」タブは使える?
このタブにある「一時的な複製(UpdraftClone)」は有料のトークンが必要で、移行元から移行先へ直接送る移行は有料版の機能です。無料版でも、移行元でバックアップをダウンロードし、移行先のUpdraftPlusにアップロードして復元すれば引っ越しはできます。ただ手順が多いので、引っ越しが目的なら、All-in-One WP Migration and Backupのような移行向けのプラグインの方が分かりやすいと思います。
UpdraftPlusを削除すると、バックアップも消える?
Googleドライブに送ったバックアップは、ドライブの「UpdraftPlus」フォルダに残ります。入れ直して連携すれば、「リモートストレージを再スキャン」で一覧に戻せます。ただ、ドライブのフォルダの名前やファイルを手で動かすと見つけられなくなることがあるので、そのままにしておきます。
サーバーの容量を圧迫しない?
外部の保存先を選んでいて、上級設定の「ローカルバックアップを削除」にチェックが入っていれば、送ったあとにサーバーの中のファイルは消されます(このブログはチェックが入った状態です)。保存先を選んでいないと、残す数のぶんだけサーバーの中にたまっていきます。
まとめ
UpdraftPlusは、無料版のままでGoogleドライブに自動バックアップでき、管理画面から戻せるプラグインです。最初にスケジュールと保存先を決めてしまえば、あとはほとんど触ることがありません。
- 「設定」タブで、ファイルとデータベースの頻度・残す数と、保存先(Googleドライブ)を決める
- 作業の前は「今すぐバックアップ」。手動削除のみを許可にチェックを入れておく
- 戻すときは一覧の「復元」から、戻すものだけを選ぶ。管理画面に入れないときはサーバー側で戻す
- うまくいかないときは、まずログを見る
設定が終わったら、一度だけでも「今すぐバックアップ」を試して、Googleドライブにファイルが入ることを確かめておいてください。それで、いざというときの備えはひととおり整います。