カスタマイズしやすいWordPressテーマってどれですか?自分のブログを自分らしいデザインにしたくて。
CSSはちょっとわかる程度なんですが、コードをあまり書かずに細かくデザインを変えられるテーマが理想です。
「カスタマイズしやすい」という言葉、実は2つの意味があって、どちらを求めているかで選ぶテーマが変わります。まずそこを整理してから、おすすめテーマを紹介します。
こんにちは、webディレクター兼個人ブロガー(兼プログラミング講師)のきつねコードです。
当サイトではWordPressやブログ運営のノウハウを発信しています。プログラミング講師もしている立場から、今回は「カスタマイズ」というテーマで整理します。
「カスタマイズしやすいテーマ」を紹介している記事はたくさんありますが、「カスタマイズ」の意味を定義すると判断しやすくなります。
コードなしで変えたいのか、コードを使って細かく作り込みたいのか。これによっても選ぶテーマが変わることも。今回はそこを整理した上で、本当に使いやすいテーマを紹介します。
「カスタマイズしやすい」には2種類ある
まず言葉の整理をします。WordPressのカスタマイズは、大きく2種類に分かれます。
① ノーコードカスタマイズ(初心者・中級者向け)
コードを書かずに、管理画面の設定やブロックエディターの操作だけでデザインを変えるカスタマイズです。
たとえば、
- サイトのカラーやフォントを設定画面から変える
- ヘッダー・フッターのレイアウトを変える
- ブロックエディターでボックス・吹き出し・ボタンを配置する
- デモサイトのデザインをワンクリックで再現する
「HTMLやCSSはよくわからないけど、自分らしいデザインにしたい」という方はほぼこちらです。
テーマによって、できることに幅があります。
② コードありカスタマイズ(中級者・上級者向け)
CSS・PHP・JavaScriptなどを使って、テーマ標準の設定では変えられない部分を改変するカスタマイズです。
- 追加CSSで特定の要素のスタイルを上書きする
- 子テーマを作ってPHPファイルを編集する
- テーマのテンプレートファイルに独自の処理を追加する
「もっと細かく調整したい」「テーマの仕様に縛られたくない」という方はこちらです。
テーマによって、いじりやすいさが変わります。
どちらを求めているか、先に確認する
おそらくこの記事を読んでいる方の9割は①(ノーコード)を求めていると思います。
「カスタマイズ=コードを書くこと」と思っていたとしたら、それは少し誤解で、今の有料テーマはコードなしで変えられる範囲がとても広くなっています。わざわざコードを書くよりも圧倒的に早いです。cocoonでcssを書いて頑張っている人なども一旦は検討してみると良いかなとは思います。
まずはノーコードでどこまでできるかを確認してから、「それでも足りない」と感じたときにコードの話をする、という順序が正しいです。
ノーコードカスタマイズ最強テーマ:SWELL
「コードなしで自分らしいデザインにしたい」という用途で、私が一番おすすめするのはSWELLです。
コードなしでここまで変えられる
SWELLの管理画面とブロックエディターだけで変えられることを、具体的に挙げてみます。
もっとありますが、これだけの範囲をコードなしで変えられます。実際に使ってみると、「思っていたより全然できる」という感覚になるはずです。
逆に、SWELLでもコードなしでは変えにくい部分も確かにありますよ。たとえばですが「特定の記事だけヘッダーを非表示にしたい」とか「投稿ページに完全に独自のレイアウトを適用したい」などは、追加CSSやPHPカスタマイズが必要です。
ただ、ブログ・アフィリエイト用途で必要なカスタマイズは、ほぼノーコードの範囲で完結します。
ブロックエディターで直感的に組めるパーツ
SWELLの強みの一つが、独自ブロックの豊富さとエディターの使いやすさです。今でこそブロックエディターへの対応はどの主要テーマでも広まりましたが、SWELLが先駆けだった部分は非常に多いんですよね。
SWELLは2019年のリリース当初からブロックエディター(Gutenberg)への完全対応を打ち出していたテーマです。実は当時まだクラシックエディター前提のテーマが主流だった中で、「ブロックエディターでも書きやすい」という体験を国内で広めた先駆けの一つだと、個人的には記憶しています。
記事を書くときに「+」ボタンを押して選ぶだけで、以下のようなパーツを挿入できます。パーツを出した後に、色やデザインなどの編集もできます。
- 吹き出し(きつねコードで使っているあれ)
- 色付きボックス(タイトル付き・アイコン付き)
- CTAボタン(色・サイズ・角丸を設定可能)
- 比較表・評価テーブル
- タブ切り替えコンテンツ
- アコーディオン(開閉できるQ&Aなど)
- ランキング型広告タグなど
- 目次ブロック(スタイルを複数から選択)
これらをすべてコードなしで挿入・調整できます。「記事を書きながらデザインを整える」という作業が、他テーマと比べてストレスが少ないのがSWELLの使用感です。
カスタマイズに詰まりにくい理由
SWELLがカスタマイズしやすいもう一つの理由が、情報量の多さです。国内シェアNo.1のテーマなので、「SWELLで〇〇する方法」と検索するとほぼ必ず解決策が見つかります。
公式ドキュメントも充実していて、各設定項目の説明が丁寧にまとまっています。「カスタマイズしたいけど方法がわからない」という詰まり方をしにくいのは、ユーザー数の多さからくる情報の豊富さが大きいです。
実際に使っていて感じるのは「やりたいことがほぼ設定画面で完結する」ということです。以前はCSSでちょこちょこ調整していましたが、SWELLにしてからその機会がかなり減りました。それだけ設定項目が充実しているということだと思っています。SWELLって、国産テーマでブロックエディター文化を定着させた立役者なんですよね。
他のテーマも少しだけご紹介します。
「選ぶだけ」でデザインが完成:JIN:R
「カスタマイズそのものをしたくない。最初から完成したデザインを使いたい」という方には、たとえばJIN:Rが向いています。
デザインプリセットとは何か
JIN:Rには「デザインプリセット」という機能があります。プロのデザイナーが作った完成済みのデザインパターンが20種類以上用意されていて、ワンクリックで自分のサイトに反映できます。どの有料テーマにもありますが、JIN:Rは綺麗です。
カラー・フォント・レイアウト・パーツのスタイルが一括で切り替わるため、「あのデモみたいなデザインにしたい」が本当に1クリックで完了します。従来のテーマでは設定を一つひとつ合わせる作業が必要でしたが、JIN:Rはそのプロセスを省略してしまっています。(本文や画像は入れなきゃダメですよ)
JIN:Rのカスタマイズが初心者に向いている理由
JIN:Rをカスタマイズしやすい理由は、「迷わせない設計」にあります。
SWELLは設定項目が豊富な分、「どこを変えればいいか」を把握するまでに少し時間がかかります。JIN:Rはその点、設定がシンプルに整理されていて「何を変えたければここを変える」が直感的にわかる設計です。機能の絞り込みが初心者へのやさしさになっています。
「細かく作り込みたいというより、完成形を手に入れてブログを書くことに集中したい」という方には、JIN:Rの方がSWELLより向いているかもしれません。
コードも使って自由に作り込みたい人へ
「ノーコードの範囲では物足りない。CSSも使って自分のイメージ通りに仕上げたい」という方向けの話をします。
追加CSSで何ができるか
WordPressにはすべてのテーマで「追加CSS」という機能があります(外観 → カスタマイズ → 追加CSS)。ここにCSSを書くと、テーマのデフォルトスタイルを上書きできます。(もしくは、分かる方は子テーマのstyle.cssなどに書いても良いですが)
よく使うのはこういった用途です。
- 特定の見出しのデザインを変える(背景色・ボーダーのスタイルなど)
- テーブルの見た目を整える
- 特定のブロックにだけ余白を追加する
- スマホ表示のときだけレイアウトを変える
追加CSS機能ならテーマのファイルを直接編集しないので、テーマをアップデートしてもカスタマイズが消えない安全な方法です。CSSを少し書ける方は、まずここから試してみてください。
SWELLが中級者にも選ばれる理由
実は、SWELLはノーコードカスタマイズが充実しているだけでなく、コードを書いたときの「効きやすさ」も良いです。
カスタマイズのしやすい構造で(カスタマイズすることを想定して)コードが記述されています。
テーマの構造がシンプルで、CSSのクラス名が把握しやすく、追加CSSで狙った部分を変えやすい設計になっています。「ここを変えたい」と思ったとき、デベロッパーツールで要素を確認してCSSを書けば結構意図通りに効きますし、余計な部分にバグが出る頻度も少ないかなと。複雑なセレクタを書く必要があまりない点は、中級者にとっても使いやすいポイントです。
穴場としてゴールドブログやRE:DIVERも自由度が高い
近年リリースされたゴールドブログや RE:DIVERも、カスタマイズしやすいテーマとして触れておきます。
最新のブロックエディターに100%対応していて、設計がシンプルでCSSが効きやすい構造です。デザインがもともと高品質なので「変えなくてもきれい」という前提がある分、カスタマイズは「もう少し微調整したい」という用途に向いています。ただし2つとも新しく、情報量がSWELLと比べて少ないため、困ったときに自分で解決できる人向けですね。個人的には、穴場でかなり面白いと思います。
よくある質問
カスタマイズしすぎるとSEOに影響しますか?
テーマをカスタマイズしすぎると、SEOに悪影響が出ることはありますか?
デザインのカスタマイズそのものがSEOに悪影響を与えることはほぼありません。ただし、カスタマイズによって表示速度が遅くなったり、見出しの構造が崩れたりすると間接的に影響することはあります。設定画面の範囲内での変更であれば問題ないです。コードを書く場合は、表示速度を計測しながらやることをおすすめします。
テーマを変えたらカスタマイズはリセットされますか?
カスタマイズをたくさんした後にテーマを変えると、それまでの設定は消えてしまいますか?
テーマを変えると、そのテーマ固有の設定はリセットされます。追加CSSに書いた内容も、テーマカスタマイザーに保存されているので引き継がれません。記事の本文自体は消えないので、記事データは安全です。(見た目は崩れるところあり。とくにテーマ固有のブロックを使っている部分)。テーマを変えるときは、事前に現在のカスタマイズ設定をメモしておいたり、バックアップをとると安心です。
初心者でもSWELLは使いこなせますか?
SWELLって機能が多そうで難しそうです。WordPressを始めたばかりでも使えますか?
使えます。SWELLは設定項目が多いですが、最初から全部使いこなす必要はありません。最低限の設定(カラー・フォント・ヘッダー)を整えたら、あとは記事を書きながら少しずつ覚えていけば十分です。ユーザーが多いので「SWELLの使い方」を検索すれば大体解決します。難しく感じたら、JIN:Rの方が最初のとっかかりとしてはシンプルです。
子テーマは必要ですか?
カスタマイズするときに「子テーマを作った方がいい」と聞きましたが、必要ですか?
追加CSSだけでカスタマイズする場合は子テーマ不要です。PHPファイルを直接編集したい場合は子テーマを作るのが正しい手順です。そうしないと、テーマ更新をしたタイミングでファイルが上書きされ、カスタマイズ内容が消える可能性があります。ただ、SWELLやJIN:Rでブログを運営する分には、PHPを直接編集する機会はほぼないですし、初心者はさわらなくても良いと思います。追加CSSで対応できることがほとんどなので、最初から子テーマを意識しすぎなくても大丈夫です。
まとめ
「カスタマイズしやすいテーマ」について整理しました。
大事なのは最初に「自分が何を求めているか」を確認することです。コードなしで変えたいのか、コードも使って作り込みたいのか。ただまあ、どちらにしても、SWELLはその両方に対応できる懐の深さがあります。
各テーマのより詳しい比較・価格・向いている人はこちらの記事でまとめています。